
「何か必要なものがあれば用意します」
初回クライアントからよくいただくお言葉。
片付けの際に
クライアントの多くは「収納グッズ」や「収納家具」を用意したら片付く、胸中。
「必要なモノは特にございません」
いつもお答えする。
結論から申し上げると
新しく収納を購入することはおろか
むしろ、ご自宅にすでにある家具や衣装ケースや棚、収納ケースなどの
収納グッズが不要になることは往々としてある。
つまりは
不要なものを収納していた収納グッズも、同時に不要になる。ということ。
じゃあ、どうしたら片付くか?
「ご面倒ですが、一つ一つ物を整理していただく」ことに尽きる。
キツい言い方になってしまうが
“収納グッズさえあれば片付く”と思っているうちは
1ミリも片付いたことにはならない。
間違っても
“捨てさえすれば”と思っているうちも収納グッズ同様、
片付いたうちに入らない、のだけれど。
しかしながら、「捨てることで整理」されることは紛れも無い事実。
いつまで経っても
モノを捨てずに家に“居続ける”ことは
例え家であっても、不健康で不健全。
そんなわけで、
捨てるモノをまとめる為の
・お住まい地域指定のゴミ袋
・雑巾または古いタオル
・ビニール紐とハサミ(紙ゴミ用)
があれば十分。
他に掃除機、高い場所を取り出す椅子(or脚立)
はどのお宅でもあるので書き出す必要も無いのだけど。
ご自宅にあるもので
最小の持ち物で最大限の片付けをする。
整理収納のプロ、と言うと
「捨てましょう」と自分の価値観を押し付けるイメージや
収納グッズを大量に駆使するようなイメージ、
実際には、そう言う人もいるかも知れないが。
少なからず、私は違う。
100人いれば100通りの暮らしがある。
クライアントの今と将来の
「暮らしやすさ」って何だ?
その事しか考えていない。
自分の価値観なんてどうでも良い。
え?これ、要るの?
と思うことも正直あるが、そのまま受け入れる。
知らない他人を家に呼ぶこと。
しかも“見せたく無い場所”まで見せる覚悟の上、なのだ。
家族が居れば尚のこと。
本末転倒な話だけれど
金内が来るからと、訪問前に頑張って片付けなくても大丈夫。
ご依頼主とは真逆のご家族の塩対応で
また事前に“家族の非協力”を連絡いただき
アウェーの中、片付けをした事も数知れず。
けれど、最後には、
険しかった、緊張していた、ご家族の表情が変わる。
それを幾度となく見てきた。
だから自信を持って言える。
部屋の中は溢れるモノが気になっても
気持ちは空っぽにしてご準備を。