heya-koto

BLOG

2026.05.249割が知らない【片付けの手順】

 

 

「チェストの上を何もない状態にしたい」

 

先日クライアントとの、片付けの際の会話。

 

 

 

水平線のごとく、平置きの物が全くない状態にしたい。

とのこと。

 

 

 

テーブルだけでなく、キッチンカウンター上、チェスト上。

とかく雑多なものを置きがちな平面という平面に、一切ものは置きたくない。

 

そう思われる方も多いかと思う。

 

 

例えばチェストの上を片付けるとしたら。

あなただったらまず、何をどうする?

 

 

 

1 まずはどこから?

 

「当然、チェストの上を片付けるでしょ」

 

勝手な想像だが

こう答える方は、おそらく9割ほどじゃないかと思う。

 

 

いや。それ、間違っている。

 

では

「チェストの上を全て捨てる」

うーん、、アラ技。

それも違う。

 

 

今回もクライアントの要望に応えるべく

私が取った行動は、チェストの上から、ではなく。

 

チェストの下にある、引き出しから片付ける。

 

 

 

 

 

2 どうして収納なのか?

 

やや前のめりなクライアントをやんわりと制し、

 

「こちらの収納を拝見しても宜しいでしょうか?」と伺い

OKが出た際にすぐさま提案に入る。

 

「この(収納の)中のものを出させていただき、同時進行でチェストの上も片付けましょう」

 

大人2人いれば、十分な作業。

 

1人につきっきりで金内がフォローするような体制は時間もコストも勿体無い。

もう何度も訪問し、何がどこにあるのか勝手知ったるの、気心の知れているクライアントだ。

収納内を全て出し、隣でチェスト上を整理されているクライアントに

収納から出した物をタイミングよく確認してもらう。

 

 

 

収納内を整理することで

チェスト上の物が収納可能になることは往々にしてある。

 

今回

同時進行でチェスト上と、チェスト収納内を一気に片付けたが

 

 

1人の場合や、初対面などで片付けのフォローが必要な方には

まずは収納内から片付けることを提案する。

収納内が片付いていなければ、チェスト上の物が移動できないからだ。

 

 

 

 

3   人の癖を理解する

 

 

目的は

「チェスト上を一切ものを無くしたい」

 

 

ここがいちばんの軸である。

 

 

チェスト上の物を片付けても何となくイメージと違う、

雑然とした印象が拭えない、スッキリしていないように感じる、のは

 

単にチェストの上「だけ」を片付けようとしているから。

 

 

チェスト上と収納内は物が連動している。

しまう収納、出す収納、メリハリを持たせた収納が理想的ではある。

 

 

なので「チェスト上に一切物がない」でも良いのだが

 

以前から利用していた、チェスト上のカゴを並べる提案をした。

それには素敵な収納カゴを置かない/見せない、と言うのは勿体無いなあ、と感じたのと

 

チェスト上にはものを「無意識に置いてしまう」癖も理解している。

 

 

こちらのクライアントだけでなく、

人間というのはつい平面にものを置きたがる生き物、なのだ。

これは金内をご用命くださる方の、約90%以上的中するだろう。

 

 

それでもなお、「置きたくない」なら提案は却下する。

その価値観を崩してまで意見を通したくはない。

 

 

チェストの上にカゴを置くことで、

その方らしい住まいになる。

 

 

問題はカゴがあるかないか、でもない。

物がなければいい、と言うことでもない。

 

 

最終的に折衷案を取り入れた、

チェスト上のカゴはあるけれど、スッキリした空間は叶えることができた。

 

 

まず見るべきは、

目につく場所ではない。

じつは内側に課題が残されている。