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2026.08.09環境によって【育ち方】が違う豆苗

 

 

夏休みの宿題で

中2娘が豆苗の種と、育てるための鉢と土を自宅に持ち帰ってきた。

 

 

「豆苗を育てて観察(日記)を書く」

とのこと。

 

 

 

 

「へぇ〜。理科?で?」

「ううん、技術」

「え?技術? 理科でも家庭科でもなく?」

「そう」

 

技術?

 

 

半信半疑で

娘の技術・家庭科のファイルを借り中身を確認した。

 

 

 

確かに技術だ。

 

ちなみに彼女の4つ上までの3人の兄たちは、

同じ中学だったが、この「豆苗を育てる課題」はなかった。

 

 

 

 

 

1 令和の技術授業

 

昭和48年生まれの、昭和ど真ん中に育った私は

中学生の頃は

 

男子は技術。

女子は家庭科。と分けられて学習した。

 

男子は家庭科を学ばず、女子は技術を学ぶことはなかった。

当時都下で中学を過ごしたが、これはおそらく全国区の学習要綱だったはず。

 

 

 

先日も小さな棚を作るとかで、ノコギリなどを使って技術の授業の話を娘としたばかりだった。

女子もトンカチ、ではなく「げんない」(と言うそうだ)を持って作っている。

対し、男子は鍋を火にかけて味見をする姿を想像する。

令和の今、男子も女子も確かにそこにはボーダーなどない。

 

 

それにしても

技術の授業で、なぜに豆苗?

 

 

 

 

2 区別のない学習

 

ファイル内の『学習の目標』によると

・・・・・

生活の営みに係る見方・考え方働かせ、生活の技術に関する実践的・体験的な活動を通して、

よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し想像する資質・能力を育成することとする。

 

・・・・・

 

と記載がある。

学習評価についての詳細記載もあったが割愛させていただく。

 

 

学習の内容は昭和のそれとは違い、はっきり区別するものではなく

理科や家庭科もさることながら、消費生活、SDGsにも関連した内容になっている。

 

 

 

生物生成の技術、として、育てやすい身近な存在の豆苗が課題になったのだろう。

 

 

 

 

3 驚くべき結果

 

夏休みが始まったばかりの7月後半、ベランダで

娘と一緒に、学校からもらってきた鉢植えに豆苗の種を土の中に植える。

 

 

「虫がつくのが嫌だから友達のAちゃんは水栽培にしたんだって」

娘の話半分に、久しぶりの土いじりに夢中になる母。

娘そっちのけで楽しくなり始める。

 

 

種が余り、自宅にあった鉢にも豆苗を育てることにした。

「どうせなら、屋外とリビングの2パターンで育ててみようか?」

 

 

2つの鉢にせっせと毎日水やりを欠かさない。

 

1週間ほど経過した時、リビングに置いた鉢から芽が2本、3本と伸びてくる。

けれども、ベランダに置いた鉢からは全く芽が出ない。

「暑いからダメになっちゃったかな」

半ば諦めかけていた。

 

 

2週間後。

 

驚くべき結果が。

 

 

リビング栽培

 

 

 

ベランダ栽培

 

 

比べてみると一目瞭然。

 

 

見よ。

この色、形、生命力。

遅咲きでありながら、スーパーで売っている「豆苗」に近い。

力強い。ではないか。

 

 

 

 

 

対し、リビングの涼しい部屋でヌクヌク?と育ったこの子は

ヒョロヒョロと背だけは伸びているものの、他の種からの成長がない。

「美味しそう」とは程遠い。食べたいと思わない。

 

 

 

娘は嫌がったが、私が試しにそれぞれの豆苗を一口。

 

葉が肉厚で味が濃く美味しいのはベランダ栽培。

味がうすく物足りないのはリビング栽培。

 

 

 

豆苗から「子育て」を連想させた。

同じ種、同じ土、同じ水やり回数でも。

 

こうも環境によって結果が変わってくるとは。

 

 

 

 

夏休みの宿題は、母にとっても一つの気づきになった。