
収納スペースに余白を。
何割か、7割や8割は収納スペースを使い、残りの3割2割は余白を。
など、余白についての話を聞いたことはないだろうか?
とかく収納スペースを“パズル”のように空間をもので埋め込み、
市民権を得た“シンデレラフィット”も「空間をピッタリと埋め尽くす」ことが、
どことなく良しとされる。
上下左右に隙間なく埋め尽くされた、物。物。物。
うっとりするのはまだ早い。
ちょっと待ったぁ!と、
空間を埋めない方で収納して欲しい、と切に願う。
手が入る、ゆとり。
棚板上まで空間を使わず、手が入るくらいのスペース(余白)があると
取り出しやすい。
これが棚板をぎゅうぎゅうに物を入れてしまうと、窮屈になる。
取り出しにくくなる。
棚板の間隔を広げてあえての「余白」を。

物がもっと入れられるのに?勿体無い?
物を入れることよりも、行動にストレスが無い方がいかに暮らしやすいか?
物があることで窮屈になることは
私たちが満員電車で鮨詰めの状態を経験しているなら、言わずもがな。
ついつい入れたくなる、収納内。
少しだけの余白を残すと、次に備えられる。
常に余白の状態をキープすることが大事だが、
いつでも物を入れられる、という安心感がある。
買い物をする際、買った後に入れる収納の中まで考えたことはあるだろうか?
収納の中がいっぱいだからやめとこう、なんて考えないで買う。
本来なら少し思い出していただくのが理想的ではあるが。
あまり考えたくもない。

収納に余白があることで
買う前も買った後も考えないで済む。
無駄買いも防げるはず。
収納内が少なければ少ないほど、管理がしやすい。
物が多ければ多いほど、一つ一つの管理手間がかかる。
120%収納、よりも70〜80%収納を。
私たちに物を一つ一つじっくりと見ていられるヒマはない。
上に被さって埋もれた物、手前に詰め込んで奥に追いやられた物、
「どこに行ってしまったのだろう?」
探し物が圧倒的になるのは、物が多いから。

この場合、
収納内に「関係のない物」を外すことをお勧めする。
例えば、文具の引き出しに、
処方薬や手芸用品やレシートは、要らないだろう。
そんなものから手をつけて、外していく。
残った文具だけの収納内はおそらく70%、80%以下にもなるだろう。
空間に余白ができる。
と同時に、
心にも余白ができる。
余白ができると、
人も物も許せるようになる。
セカセカと急足で隙間の見えない人間より
少し抜けたところもある可愛げが欲しい。
全ては難しくても
まずは引き出し一つから初めて見るのはいかだがだろうか。