4人きょうだい、あるある。
「下の子にいくにつれ、育児が楽になる」説
色々なご家庭があるので、一概には言えないが
周りの3きょうだい、4きょうだいのお母さんと話すと
口を揃えて下に行くほど、子育てが「楽になった」という答えが返ってくる。
紛れもなく、我が家も4きょうだい。
社会人1年、大学3年、高校2年、中学1年。
上が3人男、下が女。の構成。
子ども達はおかげさまで大分成長し
やっとここまで来たと言う実感がある。
子育てだけでなく、同時進行で仕事、家事と、
毎日疲れていないだろうか。
子どもが小さいと、つい自分の事ややりたい事を後回しにしがち。
今日は子育てをしながら少しでも光が見えるような話をしたい。
3人目辺りから
子育てがいい加減になる。
子育てに限らず、家事や仕事でも
同じ様な事を3回やると
大体、要領や「手の抜き所」がわかる。
それと同じ。
いい加減と言うと、ちゃんと子育てしていないみたいだが
その通り
きちんと、を手放した。
特に
1人目、2人目の育児は
力が「入りすぎて」いる。
いらん事を言い過ぎる。
手を出し過ぎる。
気を揉み過ぎる。
匙加減は慣れてきたからこそわかる。
いい具合に、いい加減になる事は
親だけでなく、子どもにとってもメリットだらけなのだ。
2人目までは子育てに自信がない。
全てが手探り。
またきょうだいでも性格やタイプが違うので
2回目同じような育児でも、まだ不安が残る。
さて、いい加減に育てた3人目。
親の方も子どものタイプが違っても腹が据わってくる。
3、4人目になると、上の子達が育ててくれる。
オムツや食事や入浴などの世話はせずとも
「どうやったら家庭の中で生きていけるか」
母のカミナリを避ける方法
勉強をサボるとどうなるか
寝坊したら自分にどんな影響が及ぶか
などなど。
すぐ近くの“手本”がいつでも身近にある。
3人目から“親の言葉”ではなく
“上の子たちからの行動”から学ぶ。
親がガミガミ言うことが激減する。
それまでの怒りに任せての子育てが
急に親子共に楽になる。
“褒める子育て”なるものが
この世に存在するが
あまり自分には落とし込めない。
自分の性格が捻くれているのもあるが
どうも綺麗事と感じてしまうのは私だけだろうか。
全く褒めない訳ではないが、やり過ぎるのもまた違う。
そうは言っても、
毎日ガミガミと上の子たちを怒る必要は全く無かった。と後悔している。
忙しさを怒りに任せていただけだ。
子ども達は悪くない。
やり直せるならやり直したいくらいだが
もうあの頃には戻れない。
だから自戒を込めて、ここで表明したい。
怒る子育て(習慣)は一刻も早くやめよ。
褒めなくていい。
怒らないだけ、それだけでいい。
その証拠に
下に行けば行くほど、いい加減な育児をしている。
そのため
自立心が強くなり、親の手を振り解く。
足りない親を見て子どもに呆れられる事もしょっちゅうだ。
ある程度
放っておいても、子は育つ。
放任とは違う。
目は離さない。
言われなくても、食後の食器を洗っているのはいつも末っ子。だけ。
「ママがブチギレするから」
恥ずかしながら、まだまだ未熟な親ではあるが
家族、きょうだいという“小さな社会”の中で
逞しく育つ、子ども達なのである。
母の時間を取り戻すのだ。