
香りは何を使っている?
香りで悩む。
40を過ぎたあたりから「何を身に纏えば良い?」のか、わからなくなっている。
52歳の現在、それはまだ続いていて
香水ジプシーなのかもしれない。
東急ハンズ、ロフトなどのバラエティショップ、
セレクトショップの雑貨コーナー、
デパートの香水売り場も足を向けるも、
テスターでくんくん、スプレーをしてみるも、スタッフに説明されても
なんだかピンとこない。
自分に相応しいか?
が、いつも引っかかる。
フローラル系の甘い香り
柑橘系のフレッシュな香り
石鹸系の清楚な香り
など。
それ以外も香りもあるが
それは「若さ」に相応しいような気がする。

年齢なんて関係ない。
ってよく言うけれど、こと香水に限っては「本当かな?」って思う。
実際に欲しくても“しっくり”こないのだから、やはり手が出せないでいる。
つけたら良い感じの「化学反応」が起きることもあろうが、いかんせん消極的な私なのだ。
歳をとったからからこそ、それに相応しい香りも欲しいところ。
世の中に良い香りはあっても、自分が欲しい香りには出会えていない。
コスメ専門店で「バウム」というショップコーナーに足が止まった。
落ち着いた佇まいに、わずかな期待をかける。
テスターで3本あるコロンを手に取り比べる。
嗅いだ瞬間
直感的に「これだ!」と思った。
久しぶりのヒット。
求めていた香り。
樹木をベースにした香りでありながらも、
ウッディ系にありがちな、お香寄り、おじさん感(!)がなく、
良い感じでライトに気軽につけられる。
ユニセックスであり、年齢も感じない。まさにボーダーレスでもある。
前述した、あれだけ年齢に縛られていた私だったが
これは年齢を超越した香りなのだ。
いとも簡単に翻ってしまう。
ウッドランドウインズ
フォレストエンブレイス
シンフォニーオブツリー
の3種の香り。
悩んだが
私はフォレストエンブレイスを選んだ。

外出先で使いたいからポーチの中に忍ばせたい。
ミニタイプのサイズ感も購入を後押しした。
50代は
落ち着き、深み、たまにパンチのあるユーモア。
これが武器、だと思ってやまない。
まさにそれを体現した香水だと思う。
香りって目には見えないもの、だけれども
感覚的に人の記憶に残る。
20代に行った旅行先のベネツィアで
初老の紳士が、ディオールの「ファーレンハイト」。すれ違った時に香って
思わず振り返ってしまった。
思わず帰国後に購入し、当時の自分には不釣り合いだったかもしれないが毎日のようにつけていた。
この一瞬の出来事が強烈に記憶に残ることだってあるのだ。
あれから30年。
ウッディ系の記憶はいまだに染み付いている。らしい。

あの時、あの場所、あの香り。
あなたにもきっと香りと記憶がセットになった出来事はあるはず。
日常的につける香りが、あなたそのものの印象を作る。
香りにこだわってみるのも良いかもしれない。
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