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2026.08.022026年 映画【クレヨンしんちゃん】レビュー

 

 

子供のためなら

暑い中ポケモンスタンプラリーの駅の階段の昇降だって

トミカ/プラレール博の大混雑の中の長い列だって。

 

『クレヨンしんちゃん』の映画を

中学生になってもなお、一緒に観に行くことだって。

 

厭わない。

 

 

親が親であり続けるうちは、すべて付き合うつもり。

 

 

現在中学2年生。一人で映画館に行ける年でもある。

けれど、楽しさを共有する相手が欲しいようだ。

同級生だと「誘えない」ので、

いつも一緒にテレビアニメを観ている母である私を誘った、と言うわけだ。

 

 

 

映画

『クレヨンしんちゃん

 

奇々怪々!

オラの妖怪バケーション』

 

 

 

 

 

1 今年は妖怪

 

舞台は秋田県大曲をベースに作った作品。

 

しんのすけの父・ひろしの実家の秋田に向かう野原一家。

 

銀の介爺さんの幼少期に出会った妖怪・やことの出会い。

かつては一緒に遊んだ仲だった。

 

 

野原家が人里離れた、おばけーしょん村に紛れ込み、

妖怪たち

九尾の狐のやこはじめ、豆狸のまめ太、唐傘の唐蔵、アマビエのピン子、たちと仲間になる。

 

 

 

妖怪のことは詳しくなくても、普段から私たちの日常に馴染みのある妖怪たち。

 

 

このストーリーの中では

いつしか

妖怪と人間の境界線ができて、人間界に妖怪と同居することはなくなってしまった。

 

以前は仲が良かったはず、なのに。

 

 

 

 

 

2 子供も大人も楽しめる

 

映画館では上映二日目の土曜日、とあって

昨日は小さなお子さんを連れたファミリー層が多かったが、

案外20代〜30代の若者ファンがいる。以前から何度か足を運んでいる映画館に行って思ったことだ。

 

大人も子供も、いや全世代、泣ける映画なのだ。

 

最後の、母・みさえを妖怪から人間に助けるシーンは泣ける。

アニメでは珍しくファミリーものの作品の中で、

クレしんのヒットを続けるロングランの意味がここにあると思う。

 

 

 

毎回、野原家がチームになり、悪を退治する。

悪と言っても「根っからの悪」ではなく、悪になってしまった経緯も丁寧に描かれている。

 

おばけーしょん村で知り合った、「江戸前スッシーズ」との野球の対戦での一幕は見応えがあった。

特に、お笑いコンビ・マユリカの中谷氏のカレイ役。

「こんないい声だったの?!」と驚いた。

存在感、持っていってしまった感さえある。

 

 

また、最初の方のシーンで

銀の介とひろしとしんのすけの男三世代が、

山を見ながら縁側でスイカを食べるシーンは一見の価値あり。

 

 

緑豊かな大地に、じいちゃん家、縁側、スイカ、セミの鳴き声。

誰もが経験したであろう

「これぞ夏休み!」の原風景として、大人世代にはグッと心を鷲掴みにされること間違い無い。

 

 

 

 

 

3 忘れかけたもの

 

過去と現在を親子3代という、クレしんならではの普遍的テーマで

今回もまた見事に表現した作品だと思う。

 

 

銀の介爺さんとやこの関係を

一緒にキャッチボールした思い出を

しんのすけが「繋いでいる」。

 

やこが渡し忘れたボールを爺さんに渡す、しんのすけ。

 

 

世代を時代を超えても、変わらないものがある。

 

 

 

親が親であること。

子が子であること。

 

いつしか終わりは来る、

子育てありきの夏休みの思い出として。