
子育て中の片付け。
4人の22年にわたる子育てを経験
片づけプロの金内が
子育ての片づけについてお伝えしたい。
「これ、要る?」
子供に聞く。
子供っていうのは、ものすごくハッキリしている。
「要らない」
大人っていうのは、世間体や損得勘定で物事を見る。
「ええ?要らないの?」
それだけではない
「おばあちゃんからもらったのに⁈」
などと、周りとの調和を優先しようとする。
聞いておきながら、子供は「要らない」と言っているのに。

さらに
「良いモノなのよ」
と、捨てない方向へ持って行こうとしたがる。
あれ?
子供の気持ち置いてけぼり、じゃない?
親子の片付けのすれ違いは
こんなちょっとした会話からも垣間見れる。
問題をすり替えてはならない。
要らなくなったモノは、
どうするか?
もし、捨てたくない。のなら
・リサイクル
・寄付や譲渡
・壊れていたら直して使う
などの方法がある。
要らない≠捨てる
と言う事だ。

捨てる事をやたら拒む子に出会う事があるが、
これは
親が確実に“捨てる事を恐れている”事が多い。
捨てる事で芽生える喪失感。
手に入らない事への恐怖心。
モノがある過去への執着。
キツい言い方になってしまったが、
これも大切な家庭教育だと信じてやまない。
じゃあ、どうすりゃいいのか?
親が自ら片付けを通して
片付け本来にあるメリットを感じること。
・スペースが出来、モノと人が動きやすくなる。
・在庫の把握が出来るので、冷蔵庫の残り物で調理して
無駄買いを減らして家計が浮く。
・モノに埋もれて使わなかったダイエット器具を再発見し
ダイエットに励んだら健康的になった。
などなど。
ほんの一例にすぎない。

捨てまくれば変わる。は本当か?
捨てなければ進まない事もあるが、
捨てるがゴールになる事は危険だ。
終わりのない沼にハマるのと同様。
排他的思考は疑問が生まれる。
自分や家族にとって大切な事は?
使わないモノを見直す事で、
本来あるポテンシャルを活かす事にある。
自分が選んだモノを十分活かす事。
数ページしか書いていないノート。
親の自己満で買った“読んでくれない”本。
ファイルに“突っ込んだだけ”の陽の目を見る事が無かった絵画。
子供が「要らない」なら、要らない。
それを覆すほどの説得力はあるだろうか。
自分がこれまでやってきた経験ほどの説得力を上回るものは無いだろう。

日々の暮らしの中で、
無理なく、背伸びせず、朗らかに。
自分と向き合ってはじめて、
目の前の子供と向き合える、というものだ。