
モノを減らしただけは、根本的な片付けとは言わない。
モノをまとめたり、暮らしの目的を明確にしたり、動作や動線に合わせたモノの置き場所を決める。
などなど。
これらもあって、初めて片付けが成り立つ。と思っている。
さて、今日は無駄な動作がないか?
動作の話。
ご自宅をチェックしていただきたい。
奥行きのある収納、高さのあるスペースなど。
取り出しにくい収納(スペース)と言うものはどこのお宅でもあるもの。
その取り出しにくい場所に、毎日や2、3日に一回使うようなものを置いているということはないだろうか?
この取り出しにくさに。時間や手間がかかる。

コーヒーの粉を、食器棚の奥から取り出してコーヒーを淹れる。
子供の背の高さよりも高い位置にタオル収納があり、毎日お風呂上がりに親がタオルを出すことになっている。
靴下をクローゼットの引き出しに入れるも、扉も引き出しも開けたまま閉めないでで外出する。
などなど。
コーヒーを淹れる丁寧な暮らしに憧れるのであれば、
ドリッパー、ペーパーフィルター、粉をひとまとめにセットした“コーヒーセット”を作って、かつ
手の届く位置に取り出し/仕舞いやすいようにしたいもの。
効率と丁寧は相反するものだけれど、共存も可能。そのためにはバランスを見てみる。
ママ・パパがいつも子供の風呂上がりのタオルを用意する。
これでは自立のジの字もあったものではない。
もちろん年齢に合わせた収納や育児があるが、小学校に上がってもなお?
タオル収納の位置を子供目線に合わせて収納するだけ。
これだけで忙しいパパママが助かるだけでなく、「自分のことは自分でやる」子供が自立する。
お互い、家族全員が幸せになる収納だ。

毎日履く靴下。
①クローゼットの扉を開けて②引き出しを開けて③靴下を取り出す
靴下を取り出すまでに3工程もある。
こればかりではない。
洗濯物を取り込んでから、仕舞うまでの工程も3工程。
どうりでめんどくさいわけだ。
めんどくさい行動を好き好んで誰がやる?
動線という人の動きに合わせたモノの配置も大事だが、
より細かく人の動き、「動作」を意識して見れば納得していただけるはず。
他にも例えば
高齢者にも吊り戸棚のものを取り出すのを踏み台を使ったり、膝が痛んでいる人にかがむ動作をしたり。
小さなお子さんがいるご家庭では、尖ったモノ・重いモノ・小さいモノなどを低い位置に置かない。
毎日の当たり前の行動は、もしかしたら無駄な行動だったかも知れない?

瓶の蓋が開かない。ラベルの文字が読めない。手が届かない吊り戸棚に鍋を仕舞う。
50過ぎになり、特にできないことを痛感している昨今。
できなくてもいい。
ご自分ではできないことを
大人になった子供?に頼む、というのも一つの方法だ。
「婆さん」になりゆく自分を認めつつ。
バランス感覚を家族と共有したい。