
「自宅に収納が(もっと)あれば片付くのに」
そう思っていないだろうか?
実際には、クライアントからそういった声も伺うことも多くある。
確かに、収納/しまう場所があれば、「一時的には」片付く。
また実際には家の中の収納とご家族の人数のバランスとして
収納が本当に「足りないかも」と感じるお宅はほぼ稀、20家族いれば1いるかいないか。ほどの確率(金内調べ)
ほとんどのご家庭では「収納は十分に足りているはずでは?」と思っている。
さらに、収納さえあれば『片付く環境になるか?』といったら、そうでもない。
収納の代表的な物として、
備え付け収納(押し入れやクローゼットなど)と
収納家具(箪笥やチェストなど)の二通りの収納がある。

オーダーメイドで作ったお宅なら十分すぎる大容量のクローゼットも可能かもしれないが
ほとんどの場合、住んでから収納を「足して」いく場合が多い。
その場合、床面積が確実に狭くなる。
提案したい。
いかようにも「物の持ち方」をコントロールできる、というわけだ。
つまり
収納に合わせた物の持ち方、をしてみてはいかがだろう。
棚を買い足さなくても片付けはできる。
なぜ「棚を買わなくていい」のか?というと
意地悪で言っているわけではなく、
管理量をコントロールすることで、あなたの暮らしはグッと楽になるはず、だから。
単に「ものを減らそう」と、これまた乱暴なことも言っているわけでも、ない。
どのくらいの量、あなたにとって必要か?
これを見極めるのが片付けの醍醐味だからだ。
この『必要な量』は実に人によって様々。
家族の中でも、さらに一人の人間でも時間経過によってそれぞれの価値観は変わってくる。
他人だったら聞かなきゃわからない。
思春期の子が洋服やコスメの量が多くても、
買い取ってもらうために買ったばかりの本を手放せるのも、
趣味の道具が部屋を圧迫しているのも。

それぞれの個人が『自分にとって必要かどうか』を見極めるためにある。
この『必要な量』を見極めるために
箪笥を買わないでいい方法を、次の章でお伝えする。
方法は三つある。
あなたにとってピンとくるものを選んでほしい。
①ジャンルごとに分ける
例えば、キッチン用品だったら
キッチンツール、食材、食器、調理器具、などに分けてみる。
その中で「やけに食材が多いな」と感じることがある。
他とのバランスを見たい方におすすめ。

②ランキング方式
例えば子供のものを整理する時、大人が一緒に片付けるとする。
この場合、1箇所におもちゃなどを集めて
「一位、二位、三位、を教えて」と聞く。
上位を見るだけではなく、ランク外も一緒に教えてもらう。
ランク外から処分対象「これ要らない」がすんなりとわかる。
③収納に合わせる
「入る量しか持たない」とあらかじめ決めてしまう。
そうすることで覚悟が決まる。
荒療治かもしれないが、一回やってみる価値はある。
想像以上に快適になるかもしれない?!
なぜなら管理量をグッと減らすことで
これまでにかかっていた手間や時間や精神的負担が軽減することが可能になるから。
棚などの収納を増やすことは、床面積だけでなく
自分の管理手間を増やしていることと同じ。
とはいえ、ミニマリストのような暮らしはストイックで片付けが苦手な人にはリバウンドすることもよくある。また私自身が好きではないので、お勧めしない。
けれども、本当に収納が必要な場合もあるので、
その場合はご相談いただけたら、と思う。
まずはご自分の「足るを知る」ことから始めてみてはいかがだろう。