
ときどき洋服を修理店に持ち込む。
ファスナーがついたウエスト調整、フレアシルエットの裾の始末、ジャケットのサイズを変える、など。
プロにお願いすれば驚くほど綺麗に仕上がるし、なにしろ長く使えることに喜びがある。
一方で
全てのモノは消耗品である。
どれだけ長いこと愛用していても
いずれは壊れたり消耗したりで終わりを迎える。
けれど、自分が選んだモノには少なからず愛着があるもの。
モノと人間のいい関係を築くためにどうしたらいいか?
壊れたら捨てる。も一つの方法だが、
「直す」「修理する」という選択肢があっても良い。
例えば、
ファスナーが壊れたスカートをリペアショップに持ち込む。
ほつれができた人形のはぎ合わせ。
切れ味の悪くなった包丁を研ぐ。
など。

自力で出来ることから、修理店に持ち込む外部に委託して直すモノ。
新らしいモノに交換することなく(モノが増えることなく)
目の前にあるモノを一瞬一日でも長く使うことができるようになる。
持ち込む直す手間や修理コストを考えて「勿体無いなあ」と思ったら
それは
あなたにとって本当に“必要でないモノ”なのかもしれない。
片付けをすることで、使っていないモノを発見することがある。
お蔵入りのサーキュレーター。
箱に入ったままの新品のタオル。
人からいただいたままの食器、などなど。

改めて、それらを手に取り見ることで
埃の被ったサーキュレーターをこの夏から使うようになるかもしれないし、
タオルを交換するきっかけができたかもしれないし、
欲しかったサイズの食器を思い出して使うかもしれない。
そして
手に取って「使う」と決めたら、使うためにスタンバイを。
それらを掃除や洗濯をして使える状態にする。
直しても、その後使わなかったら意味がない。
使えるために直す、と言ってもいい。
使うことで自分にとって唯一無二の存在になる。
「古いんだけれど、これがないと困るんだよなあ」
あなたにとってそう言ったものはないだろうか?

また使うは“気づく”、でもある。
ボタンが取れかかっている。
椅子のネジが取れそう。
ドアが軋む音がする。
など。
日常的に使っているモノの“不調“にいち早く気づく。
使わなければ、モノの不調に気づくこともなくなるが、
そもそもモノっていうのは
使われるためにあるもの。
使われないモノは不用品になってゴミとなることも少なくはない。
人間の都合だけでモノを扱っていないだろうか?
モノには口も足もないので文句も言わず逃げも隠れもしないが
あなたが選んだ一つ一つを大切に使って欲しい。
そんな願いでこの記事を書いている。