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2026.06.13選ぶ人生【亡き義母】からのメッセージ

 

 

1週間前、義母が急逝した。

83歳だった。

 

 

前日まで夫(義父)と二人で晩酌をし、

次の日には遠方から娘(義妹)が母の顔を見るために朝からやってきた。

 

 

朝の弱い母を気遣い、起こさないでいたが

なかなか起きない母の様子を見に行ったところ

ベッドと家具に挟まれるように亡くなっていた、とのことだ。

 

 

 

 

 

1 お母さんが死んだ

 

訃報を聞いたのはその日の夕方、だった。

 

夫から

「大変なことになった」「母ちゃんが死んでしまった」

 

信じられなかった。あまりに急すぎるだろう。

 

 

ここ半年の間に、盲腸で入院したり、

認知症の進行や他の病気の発見があり

体や頭が思うように動かなくなった。

買い物中に転んでしまい、よその方から助けていたたことも何回かある。

 

 

いよいよ本格的な介護が必要か。

自宅玄関にあった杖は車椅子に変わり

夫婦一緒に入れる施設も探そうか。

 

 

そんな矢先だった。

 

 

 

 

2 死ぬ準備

 

なにしろ強運な義母と思う。

 

 

第一発見者の義妹も

ここ最近に義母が心配で月に一回訪問していた。

しかもその前の週は台風が来ていて、“その日”に延期になった。

 

 

徐々に悪くなる身体。

病気の併発もあったので

いずれ寝たきりになることも覚悟はしていた。

 

これまで全く家事をしてこなかった義父は

舵を振り切り、妻をサポートすることに徹した。

食事は作らないまでも、買い物や妻の薬の管理など。

 

家族水入らずで会う回数が増えたのもここ最近。

 

 

義母だけでなく、

夫や娘、家族の意識までも変わってきた。

 

 

これは義母が亡くなる日まで“準備”していたのだと思わずにいられない。

 

まだある。

前日には、美容院で何ヶ月ぶりのヘアカラーとカットを施し

「綺麗になったね」と周りから褒められたのだから。

 

 

 

 

3   後悔ってなんだ?

 

 

葬儀も今週に終わり、義母の希望であろう、

家族だけの、僧侶を呼ばない、素朴でありながら暖かいお別れになった。

 

義母が愛してやまない6人の孫たちに囲まれ、

幸せそうな顔で旅立った。

 

 

ただ一つだけ、

天国の義母に心のこりがあるはずだ。

 

義母の死後、

義父が遺影を探していたのだが

ダイニングにある適当に選んだマイナンバーカードで使用していた証明写真を使ってしまった。

 

 

これは生前義母が息子(夫)に

「この顔、嫌なのよね〜」

と愚痴っていた。

 

 

笑顔も無く残念な顔。

その顔を使うとは。

当然、義母の希望では無いはずだ。

 

 

義父らしいと言えば義父らしい。

天国から義母は「あちゃー」と言っているはず。

 

 

夫は昨夜、義母の写真を過去に遡り

遺影を探して作り直す事を決めた。

 

その写真は

私の産後、産院で撮った

小さな孫を抱っこした優しく美しい笑顔だ。

 

 

良かったね。義母さん。

 

 

ほうらね。

義母は強運だ。

こんなに周りが助けてくれるんだもの。

 

 

 

合掌。