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2023.01.30思い出の帰る場所に【実家の片付け】3つのアドバイス

実家の片付けでお困りではありませんか?

 

現在、2軒の

70代〜のご家庭の整理収納サービス(作業)に定期的に伺っています。

 

私の実家の親も70を超え、当たり前にできていたことがなかなか出来なくなって、

病院にも通うことが多くなってきました。

 

実家の片付けで、つい余計な事を言ってしまい、思わぬ方向に行って後悔をしたこともあります。

今でこそ思うのですが「家族だから」という甘えのもと、支配や依存をしていないだろうか?

それもお客様宅の片付けをしながら「ハッ」と気が付かせていただくことも多いのです。

 

例え血のつながった家族であっても、

住んでいる場所が違えば、住まい方も違う。

『郷にいっては郷に従え』です。

 

 

①明るい「今」と「未来」しかない、と思い込む。

「今後のことが心配」から片付けをしようとしていませんか?

元の発端はそこでも、そのままのストレートな思いで行動してはお互いに辛いだけ。

変にテンション上げなくていい。あなたの持っている「いつもの明るい顔と言動」でいきましょう。行動し続けていれば気持ちは後からついてくる。

まずは明るく提案してみましょう。「どうしたい?」と。

もしあなたが気がついたこと、例えば「今、高い場所にアルバムがあると取り出しづらいから低い位置に移動しようか」と提案。もしそれに賛同/反応しなくても、いいのです。無理は禁物です。

大きな片付けをしようとしない。小さな不便を見つけて少しづつ。

 

 

②「希望する」事や場所を聞く

片付ける場所を聞く、そんな場所はない?いきなり聞いてもわからないかもしれません。

片付けから始めるのではなく、日常の困りごとの手伝いからでもいいですね。

我々ができることは、重い/大きなものを運ぶ、高い場所の作業、買い物(行けなければ)こちらで行く、など手となり足となり。目となり、耳となり。片付けには無縁、なこともあるかも知れませんが、

先日、お客さまが購入した掃除機を廊下に置きたいとご要望があり、廊下にあったチェストはサンルームに、山積みされていたティッシュ箱は廊下収納内に収め。廊下は掃除機だけにしました。物や家具で廊下を塞いでいた通路が、何十年ぶりかにスムーズに歩けるようになる、ことだってあるのです。

希望から芋づる式に片付けを。逆に希望しないことはやらない。

 

 

③きょうだいの連携、思い出の「帰る場所」に。

思い出のもの、アルバムや卒業証書、実家に宛てた手紙や家族のもの。

先日、2世代、お母様とお嬢様二人(姉妹)のお客さまと整理収納をしました。

アルバムや昔の書物や物を眺めながら、家族のヒストリー、思い出話も花が咲き、楽しい時間に参加させていただきました。

実家に「家族全員の思い出がある」っていいな。と思いました。

子供たちのアルバムや賞状などの思い出の品。これらをまとめて本棚、押し入れに収納しました。

無理して自宅に持って帰らなくてもいいのです。むしろ実家にあることで、思い出を回想できる。

よくある、ランドセル、中学時代のジャージ、制服、これらはいるかな?笑。

(使い終わったランドセル、ジャージを他の家族が使っている、というお客さまもいましたが、それはそれでいいと思う)埃のかぶっている状態は避けましょうか。

部屋もそう。時代が止まっていませんか。ものを実家に押し付けていませんか?

素敵な思い出だけを残しましょう。

 

 

思い出を眺める場所がある。思い出を語れる場所がある。

それが本来の実家の片付けではないでしょうか。