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2020.06.28学校や園で子どもがトラブルに遭ったら【親のためのガイドライン】

 

子育て歴17年、子ども4人、小学校PTA会長歴3年目。

子どもと学校との関わり方については強い、と自負しています。

 

いきなり自分の愚かさを公表しますが、7、8年ほど前、子どもが先生にあることを言われたことで学校に「文句を」言いに行ったこともあります。ですが学校の対応に納得できず、不満が溜まったということがありました。言いたいことは言ったつもりですが、話し合いがギクシャクし釈然としない。今でもそのことははっきりと記憶に残っています。今思えば「私ってモンスター?だったよね」と言う話。

その時はこちらの「心構え」「何をどうすればいいのか」分かっていなかったから。問題は意外にも親のこちらにありました。それが分かったらトラブル自体は多少時間がかかっても「冷静に」「スムーズに」解決には向かうはずなのに。もったいないことをしたと反省をしています。

もちろん子どもが主体ですが、子どもを介しての大人(親)と大人(先生)の話し合い。真の大人同士・人間同士のきちんとした話し合い、をしたいところです。

だから、安易に「学校(や先生)の対応が悪い」とママ友に学校や先生の悪口を言う、学校を通さずいきなり教育委員会にかけあう、のは直ちにやめたほうがいい。子どものためにも良くない。まずは学校・園を味方につけよう。

そのために現在子どものことで学校や園に問い合わせをしたいと悩んでいる親御さんには「こうしたらうまくいく」方法、お伝えします。

 

【1 家族で事実と意識を固める】

子どもに元気がない、泣いて帰ってきた、学校に行きたがらない、いつもと違う様子だったら事実を確認。気づくことが第一歩。

「いつ」「誰が」「どうした」。最低限はこれを抑えましょう。忘れそうだったら紙に書こう。

友達とのトラブルでも、まずは相手の親でなく冷静に対応する学校に相談したほうがいいと個人的に思います。

そして意外と忘れがち、けれど特に大事なのが、

夫婦での「事実と意識の共有」。夫婦の意見が食い違う、仕事で時間がないから事実を知らなかった、夫(または妻の)強い意見に対して何も言えなかった、では後々の話し合いで当然うまくいくはずもありません。シングルなら近くの頼れる第三者に相談。子どものためにも最低限これだけは固める。

 

【2 学校に相談】

担任の先生とアポをとり、相談の時間をセッティング。気がついた時に早めに。モンスターペアレント呼ばわりされたくない、など余計なことは考えなくていい。

話し合いの場に子どもが居たほうがいいかどうかはアポを取る時に先生に相談。当事者の子どもが居たほうが話はスムーズですが子どもによっては「その場では話したくない」こともあるから。

学校の先生の親に対する、ある一件で私自身、学んだことがあります。

それは「子どもの安心・安全」「事実確認」「公平性」

当たり前のことかもしれませんが、ここになかなか気づいていないこともあります。

好き、嫌い、こうなっちゃえばいい、ああなったからこうなんだ、など一方的な感情や身勝手な憶測はあまり意味がない、ってこと。

【1】の「事実」をもとに、相手の子がいれば「公平性」を大事にし、学校に「安心」して「安全」に学校に通えること。

シンプルだけど家庭教育にも応用できます。

 

【3 相手も親の子であり子の親である】

どうしても嫌がらせをされたなどで、相手がいれば突きたくなる気持ち、もわかります。以前自分もそうであったし、今後こういうことがあったら正しく対応できるか?は正直自信はなく。けれども。

相手の親子も同じように悩んでいることもあります。

加害者と言われる子の親が「子どもをどう育てていいのか、自分自身わからない」と言ったことも過去の件で実際ありました。

親を責める前に、親になり切れていない。子育てを周りがサポートしてあげられなかったこともまたそれも後悔です。子育てがうまくいかない、それは加害者も被害者も同じ。と感じたのです。

やったこと「事実」はきちんと正し、気持ちは汲みながら「今後どうしたらいいのか」を話し合う。

子育てで悩まない親なんていない。だから不器用かもしれないけれど全てさらけ出してみて、そこから方向性を決めていくのがいい。

まずは大人である、親から。

憶測や感情で流されず、冷静に判断し、前向きな大人。

 

 

子どもは案外見ています。大人のダメなところも。

最近では我が子(高校生)に親(私)が諭される、なんてことはよくあります。

恥ずかしいのは当然ですが、反省しつつ成長を嬉しくもあり、子が親を抜かす日は

あっという間と言うことに最近気がつきました。

 

子どもが大人になってもそれは変わらない気がします。

だからダメな自分も謙虚に受け止めつつ、

子どもとの関係だけでなく、夫や周りの人、社会とのつながりも大切にしていければうまくいく、そう思います。