ストックの量って一体どれくらい持てばいいの?
定期便で毎月配送されるストックが溢れて収拾つかない。
家族がストックを買ってくるのでこちらで把握できない。
ストックの悩みあるある。
主に、
食材、洗剤などの日用品、備蓄品などが、あげられるだろう。
SNSで見た「ものを持たない暮らし」に触発され、
我が家も!と意気込んでみるが、
スーパーで安売りで思わず買ってしまった。
なども、その後の「あるある」だ。
一体どれだけ「ストックを持てば」いいのか?
スーパーが身近に無い場合、
ネットでの買い物に抵抗がある場合、
家族とのコミュニュケーションがはかれない場合?!など
ご家庭によって、ちょっとした気にかかることもあるが
今回「ストック持ち方」のヒント、について
片付けのプロ視点からお伝えしよう思う。
最初に断っておくが
シャンプーは◯本、洗濯洗剤は△つ、缶詰は⬜︎個、と明らかな数字は提案不可能。
家族構成、使用頻度、好みの問題があるから、だ。
しかし、実際片付けの訪問で伺うお宅では、
家族の人数に対しての物量、近くにスーパーがあるにもかかわらず、潤沢な収納スペースがあるにも関わらず、
収納から日用品ストックが溢れてお困りの家庭が多い。
そして日用品なら、そう腐るものでは無いが、
食材などでは、賞味期限を5年以上過ぎたものなども発掘することもザラ。
在庫管理ができない状態にある。
問題は、この一点だけである。
なので、仮にでいいので「枠」を作り、そこからはみ出さないようにすること。
例えば、キッチン食器棚の2段目、3段目は食材スペース。など。
溢れないように収納をコントロールしてみる。
忙しいからという理由で、ネットで定期便。
うまく使いこなせているだろうか?
もし収納から溢れて回転よりも物量が上回った場合には
一旦ストップしてみるのもいい。
人から頂いた箱に入ったお菓子やお茶の類。
なんとなく口に合わなくて、放置していないだろうか?
相手から頂くな、とは言わない。
けれど「頂いたものを食べきれなかった」ことに早く気がつくこと。
もし相手の気持ちを考えるなら早めに食べて感想を述べよ。だ。
それができなかったら、処分も同じ。
食べられないという事はちゃんと「頂けなかった」こと。
買ってきて間もないものよりも、
長く放置している古いものこそ、答えがある。
「主人が洗剤を買ってくる」
以前、そんなクライアントの声があった。
なんて羨ましい。
「私なんか小さな子供を抱え重い思いをして買ってきているのに!」
と思うワンオペ育児の方も中にはいるだろう。
聞こえはいいが、その実、別の悩みがあるそうだ。
「勝手に買うので収納の中が溢れて困っている」
とのこと。
収納内の中までチェックして、さらには奥さんに在庫の確認ができれば完璧、だ。
でも現実はそうはいかない。
コミュニュケーションを細やかに図るのがいちばんだが、
自分とて、そういかない場合もある。
恥ずかしながら
つい在庫を確認せず、勝手な思い込みで買い過ぎてしまった先日だ。
そうならないためにも
収納にゆとりがあるといい。
少し買い過ぎてしまった時に
心とスペースの「余裕」ができる。
スペースを何割か。2から3割ほど空けて、備える。
あまり偉そうなことは言えないが、
こんな仕事をしながら、失敗も多々あるのでご安心を。
参考にしていただければ幸いだ。