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2024.09.16子どもの【愚痴】を受け止める/3つのアドバイス

 

先日、学校行事の移動教室から帰ってきた、小学6年生の娘。

 

 

出発するまでは指折り数えて楽しみにしていたのが、

 

案の定、といったら娘に怒られそうだが

帰宅した娘は

どんより疲れた表情をして、ものすごく機嫌が悪い。

 

そりゃそうだ。

2泊3日も慣れない土地で、

慣れている人間関係、と言っても大人数の中で

子どもなりに気を遣いながら過ごしたのだから。

 

大人だってそうでしょう。

 

 

娘:   ただいま・・。

私:お疲れ様〜

娘:もうやだ!移動教室なんてもう二度と行きたくない!

私:おお。そうか。なんかあった?嫌なこととか?

娘:特にはないけれど疲れたの!!

私:・・・ふーん。そりゃ疲れるわな。

 

触らぬ神に祟りなし。

 

その時は、そっとしておき、少し時間が経った時に

娘が寝っ転がっている所に、一緒に寝っ転がり、話を聞くことにした。

ぽつりぽつり、と娘は愚痴を言い始めた。

 

 

【1 ペットボトルが重い】

今回、飲み物は出発時は家庭からペットボトル1本、

それ以降は学校側で用意してくれることになった。

飲みきれない分は各自持ち帰り。

娘が帰宅した時に旅行バッグに入っていたのは500ml(600だったかな?)が4、5本。

機嫌が悪い原因はペットボトルの荷物が重かったことらしい。

また、本人曰く「飲みきれないのに」とのこと。

食後の後に渡すとか、ぬるい、とか言っていたが、

まあ、子どもでも各自の飲むペースあるからね。

娘の言い分は当然わかる。

 

けれど親からしたら

「先生ありがとう!!」だ。

ほんとうに重かったのは先生だ。

相当重かったに違いない。

人数分×必要な本数を買い物、運搬、手配、など。

特にこの時期の熱中症を心配してくれたのが

娘が愚痴を言うくらいの、ペットボトルの本数の多さでわかった。

 

 

【2 食事が冷たい】

施設内で出た食事についても文句が出た。

魚の揚げたものに餡がかかっている料理が出たそうだ。

その料理が「冷たかった」と。

暖かい状態で食べたかったとも。

気持ちはわかる。

 

けれど、

きっと食中毒を避けるため調理の工程で冷たくなったんじゃないかと思う。

この時期の食中毒、

学校単位でのリスクを避けたのでは?と想像した。

家庭でも気をつけていても、この時期、食材の痛みが早い。

また、調理済みとはいえ、冷蔵庫から出して温め直す時間もなかっただろうと言う事も、大人数だ、それなりに理解する。

施設の調理員さんにも感謝する。

なによりも娘が無事に元気に帰って来れたことに。

 

 

【3 その他細々としたこと】

娘曰く、特に大きな事件や事故などなかったらしいが

同級生とのちょっとしたことの会話や、やりとり。

施設の人が工作の時間に急かすような態度をされてちょっと高圧的だった。

とにかく暑くて汗疹ができてイライラした。

など。

通常の学校生活では多少嫌なことがあっても

家に帰ってきて切り替えるのだが、

移動教室では中々思うようにはいかず

切り替えられなかったそう。そのストレスもあった。

 

隅々まで、全部聞いた。

そして「だよね」と共感して

手を握りながら、笑い飛ばしてやった。

 

こちらの感想や先生や施設の方の想像する考え、も最後に言わしてもらった。

が、本人には今わからなくても、いい。

大人になってわかることだってあるだろう。

 

 

娘には嫌なことも「自分の成長材料」にしてもらい、

こちらは応援/励ます、しかない。

 

結局のところ、親ができることなんて、ちっぽけなものだ。