連日の強盗事件の報道に胸が傷む。
早急な原因究明と解決を望む。
そして、被害に遭われた方のご冥福を祈ります。
罪もない人が狙われ、凶悪かつ残忍な犯行に憤りを覚える。
これらの一連の事件、「捨て駒」と言われる犯人達は
自分の子どもたちとの年齢が近いこともあって
対岸の火事ではない、といつも感じている。
ニュースだけでなく、SNSやYouTubeなどでも情報を得たが
「お金が欲しい」とXなどで「高収入」「即日入金」と検索すれば、いとも簡単に犯罪に手が染まるようだ。
最近では上から脅されたが勇気をもって「警察に相談」して事件が未遂に終わることもある。
そんなにお金が欲しいのか。と思う。
若い時は特にお金がない。
それはわかっている。
ギャンブル、賭け事、借金をしない。
薬物、犯罪に関わることをしない。
うるさく言ってはいないが、親として切に願うところだ。
しかし成人ともなると
誰と、どこに、何をしているのか?
正直、わからない。
ぶっちゃけると、無断外泊もしょっちゅうある。
本人たちに文句を言うが、あまり意味はないようにも感じる。
あとは本人たちを信じるだけだ。
これは各家庭、個人の考え方、それぞれだと思うが
夫は子どもが大学生になった時点で、色々考えた末
奨学金を子どもたちに勧めていたが、子どもの方から辞退した。
もう少し言うと、長男(現在大学4年生)は、最初父親の言葉を素直に聞いていたが1年の途中から「奨学金給付を辞めたい」と自分から言った。
大学生2人とも、奨学金という「借金」をするのに抵抗があったようだ。
お金がなくても実家でバイトで、なんとか暮らしていく。
私は子どもたちの選択に少し、誇らしく思った。
主人も子どもたちの意見をすんなり受け入れた。
成人2人いる、実家暮らしで
私たち夫婦がやっていること。
友人と旅行、試合の遠征で費用が嵩む、シンプルにお金がなくなった。
など、バイトだけの収入だけでは手が回らない時がある。
そんな時は少しだけだが、用意して渡す。
先回りして気がつく時もあるし、
子どもの方から「お金ください」とストレートに言う時もある。
もちろん理由がわかっているから渡すのだ。
成人にもなって。と、たとえ世間は思っていたとしても
親として、できる限りの支援はしたいと思う。
短絡的な考えを持たない。
お金がないから借金、お金がないからギャンブル、お金がないから高額バイト、
ではなく
お金がないなりに「どうしたらいいか」を考えて欲しい。
親にお金の無心や、バイトをいつもよりシフトを多く入れる、友人と出かけない。
我々大人もそうだが、ひとっ飛びに理想には近づけない。
次男は先日「(ファーストフード店の)バイトでこんなにもお金を稼ぐのが大変だ」と言っていた。
本当にその通りだ。
最終的には、自分の弱さに打ち勝つ力、ではないかと思う。
生まれつき精神的に強い人間などいないと思う。
いかに弱さに向き合うか、だろう。
嫌なことをキッパリ断れるか?
自分の意見を持つことができるか?
困ったら人に頼れるか?
それができればいい。
自分の弱いところも、さらけ出せるのが
真の強い人間でないだろうか。
親としてまだまだ未熟ではあるが、
子どもに伝えられるのはこのくらいしかない。