
巷の広告や商品紹介で
「大容量」「たっぷり収納」などの文字や言葉を目にする。
魅力的な謳い文句であるはずのメッセージに
片付けのプロである私は、少しばかり意地悪に反応してしまう。
沢山入る収納があれば暮らしやすくなる。
これ、本当だろうか。
大容量のメリットは沢山収納できる。
だが、
反対に大容量のデメリットは
死角ができる。こと。
例えばご自宅の大容量収納、といえば押し入れだが
一番奥に何が入っているか?
お答えできるだろうか。
「ビニールプールが入っている」
「下の子のお下がり服が入っている」
「扇風機が入っている」などなど。
即答した場合は、
あなたはもうこの先記事を読む必要がない。
奥に行けば行くほど、
下に行けば行くほど、
大きければ大きいほど、
死角ができる。

つまり、
何が入っているか?わからない。
“探し物”が多くなる。と言う事。
押し入れの中にダンボールがある。けど、その中身は?
大きくて深い、沢山収納できる。
これで部屋がスッキリする、、か?
例えば突然の来客対応で
「とりあえず入れてしまおう」と言う時には、
一時的な“逃げ場”として助かるかもしれないが、
それ以外は、死蔵品を増やしているのと同等。
と言うのは少し言い方がキツイか。
しかしながら、
片付けの現場でもよく見る
大きくて深い、大容量の収納は
必ずや下の方に“長年使っていないモノ”が眠っている。
季節外れのインナー
読みかけの本
返しそびれたDVD
などなど。

発見時には
「こんな所にあったか」と、久々の再会を懐かしむ?
死角のある所に探し物あり。
または、
ある事さえ忘れてまた同じような物を買いに行く。
その時間と労力とコスト。
地味にもったいなくはないだろうか。
もっと有意義な事に使えたかも知れない。
つまるところ、
何が何処にあるのか?
大容量収納にはそれを見失う可能性が無きにしもあらず。
大容量が悪い、と言っているのではない。
ただこれらを使いこなせなければ、
“ブラックボックス”になるよ。と言いたい。

使いこなせるかどうか、は
実際に使って見なければわからない。
あなたのご自宅にある、
押し入れの奥。衣装ケースの奥、深いボックスの下。
いかがだろうか。
「押し入れに何を入れたらいいか?」
「深い収納を使いこなせない」
よくご質問をいただく。
大容量収納に関して、頭を悩ませる方も多いだろう。
結論として、
奥や下の見えづらい場所をなるべく
・存在感を目立たせる配置にする
・使う物だけに厳選する
・使うように手をかける
しかない。
大容量収納に限らず、
モノには日常的な管理が必要になる。
溢れるばかりのモノを管理するには
それだけの時間も手間もかかる。
最後に
管理できるだけ持つ。
これがちょうど良い暮らし方になる。