
暮らしのストレスを軽減するには?
「散らかった自宅に帰宅したくない」
よくいただくお話だ。
週末には、帰りたく無いから、
なるべく家に居ないように外出しがち。
平日には仕事で疲れた身体で玄関ドアを開けたら
散乱した家族の靴、脱ぎっぱなしのアウター、飲みかけのペットボトルが出迎える。
怒りに任せ「もぅ!片付けて!」と家族には言うものの。
怖い母ちゃん、を演じてみせても、家族には響かない。
途端に声がデカくなる。
そんな自分にも嫌気が差し、自分に否定的になってしまう。
片付けから暮らしの向上、
さらには自分の気持ちを整える方法をお伝えする。
しょっぱなの玄関から
家族ではなく、モノが迎えてくれるとは何とも皮肉なこと。
玄関からリビングまでの廊下はどうだろう。
宅配でビールの箱やトイレットペーパーなどの日用品が山積みになって「カニさん歩き」になってる?
リビングまでに行く通路ひとつとっても
動きやすいとストレスが減る。

邪魔をするモノがないと言うことは、
いちいちそのビール箱、日用品の事を考えなくて良い。と言う事。
慣れた風景、行動になっていないか?
比較的、通路にある、ビール箱やトイレットペーパーなどは、消耗品。
キッチンまで運ぶと重いし、そもそも置くスペースもない。
トイレットペーパーだってそうだ。トイレ収納が入らないから、玄関通路に置いているのだ。
それもわかる。
でも、ちょっと待った。
いずれ無くなるモノとはいえ、その量が必要だろうか。
この場合、消費サイクルを見直してみる事がお勧め。
一週間のビールのだいたいの減り(飲む)具合。
トイレットペーパーの収納から無くなるタイミングは?

それでも難しいのなら
「ラスト1」になったら買う、でも良い。
とは言っても、
実家から突然米10キロが送られてくる場合だってある。
予定外のモノも含め、
“空間に余裕”があれば置き場所に困らない。
在庫管理が出来ればスペースだけでなく
家計コストもコントロールできる。
なぜここまで片付けを推奨するのか。
当然私が片付けのプロだから、と言うのもあるが、
かつての自分がそうだったように
探しモノを探していた自分に嫌気が差したからだ。
手から溢れるモノで暮らすと
探しモノが必ず出てくる。
「あれ?どこ行った?」
いつも時間に追われ、無いと思ってはモノを買い、
自転車を走らせ、
よく探してみたら部屋の片隅にあった。
あなたにもご経験はあるだろうか。

こんな日常を繰り返すと、どんどん自信が無くなってくる。
「ああ、何やってんだよ私」と落ち込む。
例え、家の鍵一つであっても、だ。
何度も遅刻しかけたり、不安になったり、した。
これでは人との信頼関係など築ける訳がない。
この場合は、定位置を決めることに尽きる。
物がなくなるのは決まった場所に置いていないからだ。
冒頭で紹介した
「家に帰りたく無い」のも、他人事ではない。
まず家を整えるために必要な事は
・動きにくくしている不便に気付く
・収納から溢れるモノは消費サイクルを見直す
・探さないように定位置を決めて管理する
捨てれば一時的にスッキリはするが
根本的な解決には結びつかない。
毎日の習慣として、
気づく、見直し、管理を徹底すれば、
暮らしやすくなり。
ひいては
生きたいように、生きられる。