
11月も中旬に入り
クローゼットの中も、秋から冬ものに変わる時期が来た。
これまでは主に綿素材のニットから、
これからは、ウールやカシミヤなどの暖かいニットの出番。
暖かく着ていてホッとする、冬ものニットだが、
ニットの
手入れや扱い、収納にお困りではないだろうか。
ニットには2種類あると思う。
①普段着ニット

②よそ行きニット

①普段着ニットは、毎日のように着て洗濯機でTシャツのようにガンガン洗えるもの。
②よそ行きニットは、その名の通りランチや人と会うときに
「ちょっと良いもの」を身につけたい。と思う時に着るもの。
人によっては「カシミアが普段着」と言う方もおられるだろうが、
今回一般的な分け方をさせていただいた。
ニット表面の繊維が摩擦などで擦れて絡まり、
それが毛玉になる。
①普段着ニットは、毛玉知らず。
個人的な意見だが
毛足が短いものが多く絡まりにくい。
例えばユニクロのリブタートルネックセーター。

これは洗濯回数の頻度が高くても、ほぼ毛玉ができない。
②よそ行きニットは、毛玉が出来やすい。

天然素材のウールなど毛足があると、
その分毛玉になりやすい。
例えば、ウール100%セーター。
歩いて左右に、腕を上下したり、ショルダーバッグが当たり、など。摩擦から毛玉になる。
対策
毎日は着ないで休ませる。
着用後ブラッシング。
毛玉取りで毛玉をカット。

毛玉取りで、多少は生地が薄くなるが、
ニットとて、いわば消耗品。
少し薄くなっても寒い時期に着て過ごすのがニットの役目。
水、熱、摩擦が縮みの原因。
洗濯機の水や回転の摩擦、乾燥機の熱など。
一度縮んだら、なかなか元に戻らない。厄介な問題。
ニットのお手入れ方法を調べてから、
いざ購入する方も多いだろう。
①普段着ニットは、洗濯機OK/マシンウォッシャブルの表示がある。そのため縮む事は無いはず。

②よそ行きニットは、自宅で洗濯すると(必ずと言っていいほど)縮む。

天然素材ほど縮むのだ。
何度も洗ってはガッカリした事を懲りずに経験している。
対策
よそ行きニットは洗わずにシーズン着倒す。
ケチらないでクリーニングに出す。
シーズンは洗わないので1でお伝えした、
着用後にブラッシングに加え、風通しを良い場所で保管。湿気を飛ばす。
洗わない事に抵抗がある方は、毎回クリーニングに出す。
普段着ニットよりよそ行きニットは着用頻度が低いので
さほど汚れはない。はず。
毛玉が大量になったら「充分着た」証拠。
処分を検討しても良い。
ニット収納で気をつけたいのは、シワにならない収納。
肩の部分が伸びるため
ハンガーよりも畳むことをお勧めする。
掛ける収納にこだわるのなら、
「マワハンガー」(☜リンク)など。跡残りを軽減
肩が丸くなっているハンガーもある。
①普段着ニットは、洗ったら、
収納には「畳む」が基本。
畳む際は、
・中心を折り返して袖→身ごろの順に畳む





・肩を折り返して袖→見ごろの順に畳む




2通りの方法がある。
②よそ行きニットは、洗わないで保管のため、
「洗わないニット」カゴなり、引き出し一つ分、
を用意すると良い。


こちらも「畳む」が基本。
衣類も「洗濯したもの」「それ以外」に分ける。
シワにならないためには、
収納内に沢山入れすぎない事が重要。
こぶし一つ分くらいの余裕が欲しい。
空気を含ませる事で、シワだけでなく
湿度コントロールでカビや劣化を防ぐ。
これからの季節、
良きニット生活を送っていただきたい。