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2025.11.07定位置ありき【片付いた状態】にするには

 

片付いた状態、を一言でいうと、、

 

『物が定位置にある』状態の事。

 

 

然るべき物が然るべき場所に。

んな事、当たり前?

 

 

全ての物が、

しまうorしまわない、出すor出さないは別として

きちんとその場所にある、と言う事。

 

 

具体的にどういう事か。

深掘りをしてみよう。

 

 

 

 

1   人と物が動く

 

「これは何処に置けばいいのか?」

 

片付いた家にはそう言った悩む物が、ほぼ無い。

 

日々家に入ってくる、

買ったもの、もらったもの、財布の中になるレシートだって。

 

全て「いつ、どこに、どうやって」行くのか。

物の流れができている。

 

自宅ポストに入っていた、

新しく近所に出来たヨガスタジオのチラシ。

「ああ、気になるけど時間もないしなぁ」「どうしようか」と

判断を先送りにしていないだろうか。

 

 

 

これが片付けと何が関係あるのか?

 

実はこのチラシ1枚まで『置き場所』

つまり定位置が決まっている

 

片付け上手は大抵「いつまで」に「ヨガスタジオに行くか否か」を決めている。

悩む事はあっても悩むリミットは決めている。

問題は期限や溢れるタイミングを決め、それまでにチラシを保管しているのだ。

 

何処に置くとか、どういう収納か、は二の次。

 

チラシのキャンペーン期間だけではない、自分の期限を判断し行動を優先

 

物も人も常に動いている。

 

 

 

 

2   家族と個人の分別

 

以前伺った、クライアント(60代女性)のお宅。

 

「洋服が捨てられず困っている」との事。

家全体を拝見した。

 

同居されている、社会人息子さん部屋の箪笥の中にも。

リビング横の客間でもある和室の押し入れの中の衣装ケースにも。

さらには、皆が集うリビングにまでハンガーパイプが壁に沿って少なくとも50着はあっただろうか、ずらっと並び、リビングをご自身の洋服が“侵食”していた。

 

 

 

この話を読んで、あなたはどう感じただろうか。

 

個人の部屋には、個人の持ち物を。

そして

せめて、リビングには家族共用のものがある。が,理想。

 

これが全てではないが。

 

 

洋服のためのリビングではない。

これでは家族(ご自身も)がくつろぐどころか

落ち着かない空間になることは、筆舌に尽くしがたい。

 

 

そもそも、

溢れ出ている洋服の数を絞るべく、イチから整理を始める事が重要。

これができていないと、然るべき場所に洋服は収まらない。

 

 

 

 

 

3   俯瞰する目を持つ

 

他人さまの家に上がると感じる、違和感。

 

仕事として片付けに伺っている金内だけではなく、

きっとあなたにもご経験はあるはず。

 

 

「何でこんな所にこんな物が?」

 

 

話してみると理由がわかる。

「ああ、これ洗濯物を取り込んでソファーの上に一旦置くんです。ソファーには登らない飼い犬が荒らさない様に」

とか。てへへと照れながら笑う。

言われた方だって“片付いていない”事くらいわかっている。

 

それはそれで良い。

 

 

もし片付いた部屋、にしたいのであれば。

 

 

俯瞰した目で自分の部屋を見てみる事をお勧めする。

ビフォーアフターの写真。

 

来客目線とでも言おうか。

 

リビング、ダイニング片付けたい部屋の写真を撮る

 

“寄り”ではなく“引き”。

全体像を。

 

 

 

そして、片付ける。

 

ポイントは、

 

テーブル

棚の上、ソファー、カウンター上など平面

 

ここを片付けて再度、

アフターの写真を撮る。

 

こうする事で

おそらく片付いた状態には近づける。

 

 

え?

収納の中がいっぱいで外に出ている物が

収まりきらない?

 

定位置がキャパオーバーになっている可能性が高い。

 

 

定位置も見直しが必要、なのだ。

 

是非お試しを。