クライアント宅で、黒タイツの整理収納をした。
ざっと数えても50足はある、洗濯済みの
くるくると丸まった、80デニールのタイツを手で解き、
状態を確認する。
白い毛玉のついたもの。
ウエストのゴムが伸び切っているもの。
全体的に疲れた“表情”のもの。
念の為、クライアントに
「捨てるか、取っておく」か、を伺う。
なぜ、黒タイツの整理を始めたか、と言うと
引き出しから溢れんばかりのタイツに限らず
靴下や未使用のタイツやストッキングがあったから、だ。
黒タイツだけではない。
黒い衣類は使い勝手が良い。
その反面「劣化」に気が付きにくい。
「汚れが目立たない」黒
「何にでも合わせやすい」黒
色に「迷ったらとりあえず」黒
そうやって「黒」を買っている?だろうか。
私もあなたと同じく黒が好きだ。
特に万能感の強い、黒い衣類は、
締まって痩せて見えるなど、目の錯覚の効果や
フォーマルウェアに見られるように、きちんとした印象を与える。
色合わせなども、他の色と合わせるのに困らない。
暗い色、なので着こなしに寄っては重たく見える事もあるが
それでも老若男女、長く愛される存在。
だからこそ、
クローゼットや箪笥を開けると“真っ黒”なんて事もよくある。
黒好きあるある、かも知れないが
他人から見たら全部同じ黒のスラックス?
いや、そうではない(らしい)
本人にはそれぞれ違いがある。
「これはフォーマルな場で着る」
「これは犬の散歩用に」
「これは友達とお出かけする時に」
など。
伺ってみると
一つ一つ用途が決まっている事も少なくはない。
全部のシーンにオールマイティに使える
黒スラックス一本あれば良さそうだが、
本人にとって変化を楽しむのも、
一つのおしゃれで、また気分転換になるのだ。
用途が決まっているものは「無理して」捨てなくても良い。
散々と「黒い服」をほめてきた。
が、
片付けに於いて、黒い衣類はデメリットが一つある。
劣化がわかりにくい。
と言うこと。
汚れが目立たないというメリットも併せ持つ。
冒頭での黒タイツだって、
夏や冬のインナーだって、
Tシャツだって。
黄ばみや汗染みや食べこぼしなどがわかる白〜淡色の衣類に比べ
黒色はわかりにくい。
また
「何年使ったかわからない、ヒートテックの捨て(替え)時がわからない」
って事はないだろうか。
①目視でわかる劣化
毛玉、肩にかけての色落ち・脱色、穴や傷など。
経年劣化、使用が高いものが多い。
充分に「役目を果たした」から、捨てても悔いはないはず。
②体型や年齢の変化
私ごとだが、出産してからと言うもの
体重だけでなく二の腕が太くなった。
それまで着ていた黒のコットン100パーセントクルーネックTシャツが突如似合わなくなった。鏡の前には逞しくなったおじさんのように見えた。
悲しい事実を受け入れた。
年齢や体型に合う「黒」の見つけ方は
やはり鏡が答えを出してくれるだろう。
個人的には
シアーな光沢のある柔らかい素材が年齢に沿った“黒”だと思う。
似合う“黒”もある。色々?な黒をトライしていただきたい。
③サイクルを決め全替え
新しい物を「追加」すると、古い物が残る。
新しい物も時間経過とともに古くなり捨て時を逃す。
新しい物を入れた時には古い物を全て捨てる「覚悟」を。
そのために、
量を持ちすぎない/枚数を決めること
1年、2年単位で替える
入れた分だけ出す
使い倒すだけの量と自動的に決めたサイクルを守れば
古いヒートテックで溢れた引き出しにはなる事はないはず。
是非お試しいただきたい。