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2025.06.20恐ろしい?【おばちゃん】の根拠なき自信

 

 

日本テレビ系列

世界の果てまでイッテQ』言う番組が

好きで娘とよく視聴している。

 

中でも『はじめてのおつかい』という企画

 

海外で出川哲郎氏が単身

お題の目的地に向かい、ほぼ喋れない英語で

自力で現地の人からヒントや道を聞きゴールまでたどり着く。

というコーナーが一番好きだ。

 

 

”出川イングリッシュ”と呼ばれる独特の言い回しで

お茶の間の笑いを誘う。

 

中学以下のレベルかも知れない。

けれど、抜群のコミュニュケーション能力と行動力で

時に煙たがられたり(おそらく差別的な対応もされていると想像する)笑われたりしても

前向きに現地に溶け込もうとする姿勢は、

見ていて共感を通り越し、感動さえする。

 

「ヒューマン&ヒューマン」(人間同士じゃないか)

とTVの中で出川氏がよく使う言葉。

 

笑ってしまうが

本当だなぁ。と思う。

 

 

 

1   現地の人と話す

 

出川氏のすごい所は、アウェイに飛び込んで

切り拓く。

 

私は海外旅行、国内旅行、日帰りで観光で訪れた場所でさえも

現地に足を踏み入れるのは

ワクワクと同時に少しばかりの緊張感があり、ドキドキする。

それでも現地の人とコミニュケーションを取りたい。

 

これだけスマホの中の情報が溢れんばかりにあっても

現地のホテルや店の人と話すのは、観光の醍醐味だろう。

あなたにも幾つかの思い出があるだろう。

 

「あそこのビーチは綺麗で静かですよ」

「この魚は焼いて食べるのが美味しい」

 

自分から声をかけたり、声をかけられたり。

現地ならではの情報をいただくだけでなく

一瞬でも仲良くなる。一期一会の楽しさがある。

 

 

 

2   電車内で外国人に

 

先日、地元の電車に乗った時、

車内の座席に、私の一つ開けた隣に30代くらいの外国人男性が座っていた。

 

発車して少し経って

その外国人は、何やら辺りをキョロキョロしはじめた。スマホを見ながら顔は不安そう。

 

私は英語は全く喋れない。

 

その外国人に

 

「どうした?」と横から声をかけた。

 

日本語でいきなりおばさんが声をかけてきて

少し驚いた様子だったが

自分の持っていたスマホを私にかざした。

ふむふむ。

英語で書かれた路線図があり、目的の駅もわかった。

どうやら乗った電車が反対方向だったようだ。

目的の駅からどんどん距離が離れていく。

 

「ああ、これ逆だよ。

次の駅で反対側に乗って」

 

ジェスチャーを交えながら

日本語で話した。

相手の外国人男性は「!」と驚いた様子で

続いて

英語で「return」やら、なんちゃら、話していた。

OKと、事の次第を理解したようだ。

 

次の駅で向かい側の電車に乗るよう、私は人差し指で教え

お辞儀をした外国人

お互いにニコリと笑顔になり、ドアが開いて別れた。

 

この会話、全て私は日本語で、相手は英語だった。

無論、翻訳アプリなども使っていない。

 

 

 

3   ヒューマン&ヒューマン

 

この出来事を

帰宅した中学生の娘に話したら、笑われた。

 

「出川イングリッシュじゃん」

いやいや。私からイングリッシュは一つも発していない。

 

「ママって“おばちゃん”だねー

友達のお母さんって、皆おしとやかなのに。全然ちがう」

とも。

まあ、おしとやか、は、生まれながら備わっていない。

 

 

それにしても、我ながら

この図々しさ、は一体どこからやってくるのだろうか。

 

 

アウェイだったら借りてきたネコのようにもなりがちだが

ホームだったら何だってできそう。

そんな根拠のない自信もある。

 

 

人間同士、

国境や性別や年齢など関係ない。のだろうか。

 

それとも

 

やはり

お節介な

“おばちゃん”だから出来る事なのか?