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2025.06.12軽やかに【タイミング】に乗っかる

 

 

昨年末、お歳暮を買いに夫と出かけた際、

とあるショッピングビルの通路に、

ヘアケア用品の臨時の出店ブースがあり

思わず足を止めた。

 

なんというタイミング。

 

ちょうど私は

娘が使うヘアブラシを買い替えようと思っていたのだ。

 

 

 

娘はまだ当時小学生ということもあり

自分の持ち物にはわりと無頓着で

ヘアブラシも好みはあるもの

さしてメーカーはどこがいいなどの細かいこだわりはない。

 

少し躊躇している私に

 

夫が言った。

「こういうのは“乗っかった”方がいいよ」

 

ヘアブラシは、スーパーやドラッグストアで買おうと思っていた。

そっちの方が安価だから。

 

少し悩んだが、

「えいやっ」と夫の鶴の一声と年末の勢いもあってブラシを購入した。

 

 

 

 

1 タイミングに乗っかる

 

あなたにも、こういうタイミングはあるだろう。

 

「欲しいな」と思っていたものが、たまたま通りすがりの店にあった。

「あの人どうしているかな?」最近ご無沙汰のあの人に道でバッタリ会ったり。

電車にスムーズに乗り換えできるのも、信号が青続きなのも、これもタイミングだと思う。

 

タイミングというと

予期せぬハプニングの様なものと捉えがちだが、

私はそうは思わない。

 

人が運ぶものであって

自分でも気付かぬうちに無意識に操縦している。と思っている。

 

 

 

 

夫が一緒にいなければヘアブラシを買うことはなかったはずだし

ずっと「欲しいな」「いいヘアブラシ無いかな?」と願っていなければ

このタイミングは訪れなかった。

 

反対に

ヘアブラシが売っていても、

私が欲しいと思わなかったら、足を止めなければ

夫が一緒じゃなかったら、今回のこの記事にも、ならなかっただろう。

 

 

 

 

2 軽やかに生きる

 

ヘアブラシから少し離れる。

 

20歳頃、知り合いにバッタリ道で再会した。

その少し年上の女性は「これから飲みに行かない?」

いきなり誘われた。

 

その後の予定もなかったし、

初対面の時から彼女に対して好感を持っていたので

ひとつ返事でOKした。

 

その日は終電ギリギリまで

食事をしながら、たくさん話し、たくさん飲んだ。

帰り際「楽しかったね!」と笑顔で別れた。

その後、彼女には会うどころか、連絡もとっていない。

しかも名前も忘れてしまった。

 

が、30年経った今でも忘れられないいい思い出として残っている。

 

 

あの時誘われなければ。

私もそこに「乗っかった」

これもタイミングだろう。

 

人付き合いだって、タイミングだ。

縁とも言うだろうか。

 

知っている顔だけの馴れ合いの関係だったり、

変わり映えのしない日常だけを追い求めていたら、色気がない。

よくルーティンなんていうが、たまには壊すのもいい。

 

 

 

今後会わない人でも、初対面でも、一期一会を楽しんでもいいのではないだろうか。

ふと、彼女の様に軽やかに生きる。ことを思い出した。

 

 

 

 

3 さらに勢いをつける

 

とはいえ、

5000円もするヘアブラシを

「タイミングだから」と軽やかに買えるようなフトコロ、まして勢いもない?

ちっちぇな、私。

 

 

こういう時は

①プロの言葉

②代替案

③思い込み

があると決断が一気に勢いがつく。

 

 

①店員にサイズ感や子どもの手のひらで持てるか?ブラシを使うとどうなるのか?

さらに癖っ毛がどうなるのか?まで聞き込んだ。

 

買おうかどうか悩んでいた一つに、

「買った後、娘がヘアブラシを気に入らなかったら?」

があった。これは

②私が使えばいい。で解決した。

 

③①で十分落とし込めたので、信じる

これだけ高かったのだから絶対にいいはず。

と自分に言い聞かせるものあるだろう。

 

 

 

 

さてあれから半年。

娘の相棒の様な存在になった、我が家のヘアブラシである。