兄妹、兄弟、姉弟、姉妹。
一口に「きょうだい」といっても
様々な形がある。
また3人以上になると兄妹弟、など、
そのバリエーションはもっと増える。
初対面の人に
「お兄さんがいそう」
とよく言われる。
が、実際は私には弟二人いる。
他人に対するイメージは
どこか勝手なようで
案外本質をついて(本当は甘えたがり)いるのかもしれない。
今日は
我が家の三男一女、
上3人「兄弟・男子あるある」を話したい。
(ご家庭によって兄弟の形は違うことも併せてお伝えする)
ちなみに末っ子(中1)は女子だが、
女子らしさの、他に共感を求めたり、冷静に大人を見る目があったり、小さくても「お母さん」気質、があったり。
「女子の子育て、こんな感じなんだ」
と同じ女であっても女子の子育てに
新鮮な気持ちでいる。
これまで男子の育て方に迷子になっていた過去を洗い出して
現在男子育てで悩んでいる方に向け、
少しでも参考にしていただければ幸いだ。
小さなお子さんをお持ちの方には
いきなり残酷な話かも知れないが
兄と弟。
思春期を迎えたあたりで、急にか、徐々にか
「喋らなく」なる。
お互いに声も掛けない。笑顔もなくなる。
小さい頃は、手も繋ぎ、一緒に笑い、困った時には助けあっていたのに。
母としては少しショックだ。
何かきっかけがあったのか?
私の知り得る限り
過去に外出から帰宅した時、留守番をしていた
当時小学生高学年だった長男と次男が口喧嘩をしており
これが最初で最後の兄弟喧嘩だった。
それ以降か、そのあたりから口をきかなくなった。
仕事で片付けのお宅に伺うと、
特に同世代また上の子育て世代のお宅の
色々な事情がわかる事も多い。
兄弟の仲が悪いのは、ウチだけでは無かった。
これは実際にクライアントと話の中で共感したり
その兄弟の様子も感じる事もある。
それも一軒二軒、の話ではなかった。
多く存在した。
思春期を迎えた男子達は、
兄や弟に
さらには親、家族にも
「なんの興味ももっていない」し
男同士すれ違う際「一触即発」の雰囲気で
舌打ちまで聞こえて来そうなピリついた空気。
まるでライバル視している様にも見える。
それは「ウチも」と言う家庭が多く
不思議と、どこの家庭も一緒と安心感を得た。
長男(22歳)次男(20歳)は2つ違いで年が近い。
もう一人男子がいる。
三男(高2)は次男より4つ離れているせいか
兄たちに対しピリピリしたムードは無いものの、
やはり、思春期すぎたあたりから貝のようになった。
授業参観の案内の手紙を出さない(あえて出さない。親が学校に来てほしくない)ことで
私は参観に行くチャンスを逃し、さらにそれが後にバレて
大目玉。なんて事もあった。
3人の男子たち。
親と兄弟の距離感が年々開いているように感じる。
この時期、対子どもだけでなく
ママ同士のネットワークも希薄になってくる。
そのため、何だか寂しさを覚えるのは私だけだろうか。
家庭内で「唯一話せる男」の夫に、男子達が離れていく事を告げたら
「家庭に男は一人でいい」と言う。
「キッチンに女は二人いらない」
とよく言うが
これに似ているかも知れない。
なるほど。
いずれは巣立つ我が子(女子もね)。
本能として自然に身についた術、と考えれば
よいものか。
他所から見た家庭なぞ誰も
また、自分たちも
実のところよくわかっていないのだ。
先ほど少し登場した
だいぶだいぶ大人になった私の弟二人。
久しぶりに家族で会った時
「もう30年くらい会って話して無かったよね」
と男同士で笑い合っていた。
所詮、家族なんてそんなものさ。