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2025.05.16捨て時【劣化のサイン】を見逃さない

 

 

いつも思う。

「食品のように賞味期限、消費期限がわかれば

悩まなくて良いのに」と。

 

 

片付けの現場では

古くなり使いにくくなった物を手放す前に

劣化のサインを見つけ、クライアントにお伝えする。

 

これを意識すれば

捨て時が分かり

片付けが進みやすくなるだろう。

 

今回は劣化のサインで気をつけるポイントをお伝えする。

 

 

 

1   変色

 

香水などによく見られる。

 

色が褪せてしまった状態。

経年劣化で色が変わってしまう。

 

捨て方は、ビニールに入れた古タオルに中身を出して

中身を空にする。

 

容器はビンカンなら不燃ごみorリサイクルごみ

中身の古タオルは可燃ごみ。

 

 

2   臭い

 

衣類などによく見られる。

 

見た目はあまり分かりにくいが、

鼻を近づけると臭いがする。

特に古い状態の衣類。

体臭や皮脂が洗濯をしていても衣類に残ってしまう。

 

 

捨て方は各自治体に従って、だが

多くは「衣類ごみ(リサイクル)」として出せる。

 

 

3   たわみ

 

棚板などに見られる。

 

本の重さで棚板が支えきれず、板が緩いカーブを描く。

棚板だとホームセンターで同じサイズの板をカットできる。

 

ゴミとして出すには大きく二通りの方法がある。

一つは自治体に連絡して粗大ゴミにだすか

もう一つは可燃ごみ袋に入ればそのまま入れる。

もしサイズが大きいようだったら、ミニノコギリなどでカットしてコンパクトにしてだす。

 

 

 

4   バラバラ

 

ビニール袋を取り出す、持ち上げる際に

バラバラとビニール袋が破け散るご経験はないだろうか。

 

経年劣化でビニールが乾燥してバラバラになる。

特に乾燥している季節はバラバラになったビニールをあつめるのも、静電気で手についたりして一苦労。

 

可燃ごみ。として処分。

 

 

 

5   分離

 

液体系調味料などによく見られる。

 

上澄みと下に沈澱した固まったもの。

瓶詰めの物は外から一発でわかる。

さらに

消費・賞味期限が記載されているので納得する。

 

 

捨て方は、中身を出して

ビンなどの容器を洗い、できるものはリサイクルごみとして出す。

 

 

 

 

予防と対策

 

経年劣化で物が良い状態で無くなるのは

ある程度仕方のない事。

けれど、少しでも劣化のスピードを遅らせることや

予防できる事や他の道はいくつかある。

 

①他の使い道を見つける

例えば1で伝えた香水。

体につけるのではなく、トイレ用スプレーとして使うなど。他の用途で使う。

 

 

 

②少ない量で管理する

例えば3で伝えた棚板。

本の容量が多いからたわむ。棚板に置く本の容量を例として30%減らす。

板の負担だけでなく、棚にゆとりも出来スッと取り出しやすくもなるはず。

 

サイクルを決める

例えば5で伝えた調味料。

古い調味料から使い切るサイクルを。

新しい調味料につい手が伸びがちだが

古い物を使い切ってから新しい物を使う。

もしくは、古い調味料を手前、新しい調味料を奥に配置して

古い調味料を忘れないように、コンビニやスーパーなどの陳列棚のように「手前どり」する事を意識する。

 

 

などなど。

暮らしの中でのちょっとした行動を変えるだけで

失敗やイライラはある程度防げる。

 

 

五感を使って、

是非お試しいただきたい。