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2025.04.23片付けられないのは誰のせい?【自責と他責】

 

 

家が片付かないのは自分が片付けられないから」

 

「家族が片付けてくれないから、部屋が散らかる」

 

 

自責、他責、の行き過ぎた、片付けの言葉たち。

 

自分ばっかり背負ってはいけないし、

他人のせいにしてはいけない。

 

 

 

今日は片付けの

自責と他責について話したい。

 

 

 

1   全て私のせい⁈

 

あるクライアントと片付けの話した時に

自分を何かと卑下するような言葉が気になった。

 

「私なんて。。」

「どうせ片付けても、また元に戻るし、片付けても無駄」

「私が片付けが出来ないから、子どもも片付けられない」

など。

 

今これを読んだ、あなたはどう思うだろうか。

 

ネガティブ、の一言で片付けてもいいのかも知れないが、

こう言う人は意外に多い。

 

自分もかつて片付けではないが、

子育てのスランプに陥った時は、同じような事を思っていた。

自分さえちゃんとすれば。と。

 

反省することは時に必要だが

過度な反省や自責は、他人にも影響を及ぼす。

 

 

 

いつまでも自責が強すぎるクライアントに

「そんな事ないですよ」

と言ってみたものの

全くもって効果なし。

 

「でも」「だって」「どうせ」

いつまでも否定のラリーが続き、

双方『ずぶ濡れ』である。

 

自分のせいにすれば

気持ちが楽になれると思っているのだろうか?

 

聞いている相手に気を遣わせている事もわからない。

 

 

この場合、具体性を持たせるとよい。

 

例えば

「書類を整理する事が苦手」

だが「キッチンの調味料の整理は得意」

 

と言うように

苦手の後に得意な事を無理矢理にでも見つけ

自分自身を「持ち上げる」。

 

 

 

 

2   散らかるのは家族のせい⁈

 

家族が片付けないから、家が散らかる。

一理あることはあるだろう。

 

けれども、

そう思い続けても事態は変わらない。

 

 

片付け方を知らない

片付けに興味がない

尻拭いはいつも私

 

やってくれない

と他責の思いが家族に向けられる。

 

他人から構って欲しければ

自分自身を構うのだ。

 

 

 

 

家族とは言え、人を動かすことは

ほぼ不可能だと思った方が良い。

 

この場合、

自分から動く事を提案する。

 

要らないものを捨て、要るものを残す。

家族のものは家族それぞれのスペースに。

もしそれが無い場合はつくる。

 

人の事など、どうだってよい。

淡々と動くのみ。

もしそれでも家族が片付けをしない事に

苛立ちを覚えるのなら、見返りを求めない事だ。

 

時間は有限なのだから。

 

 

 

3  無責任のすすめ

 

自分も家族も誰も悪くない。

 

また

部屋が狭いからでも、収納が少ないからでも

子供が多いからでも、ない。

 

責任なんてありゃしない。

 

感情を脇に置いて、事実に向き合う。

 

床に広がったおもちゃは

気になった人が、元に戻せばよい。

それが嫌なら子どもに

「おもちゃを一緒に片付けよう」と声をかける。

 

それでも片付けられないのは

 

・おもちゃの量が多い

・片付けの優先順位が後になっている

・しまう場所がミスマッチ

などの事実がよくある。

 

 

何がどうなのか?

 

じっくりとその状況を見つめると

自分が、他人が、と言っているヒマは無くなるのだ。

 

 

最後には開き直って

 

笑う。

無責任に。

 

これが一番の特効薬かも知れない。