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2025.06.1415までに身につけたい【片づけの習慣】

 

 

15過ぎたら、親からの

「片付けなさい」は通用しない。

 

 

子どもの声掛け、せいぜい15歳まで。

 

 

1 なぜ15歳までなのか

 

思春期を過ぎ、中学卒業。

高校に入学する子も多くいる。

 

成人二人を含む子供を4人育ててわかったことだが

中学生と高校生では見た目はあまり変わらないようで

高校生になると、中身がだいぶ大人になる。

 

中学生は義務教育と言われる様に、まだ幼い。

 

学習面はさることながら、

公共の場での社会性や

人との距離感の取り方や

自分の考えの確立。

 

高校生になると

もう半分大人と言ってもいい

もう半分(人によってはほとんど)大人の様な15歳に子供扱いはできないのだ。

 

 

もちろん15歳から片付けを始めても遅くはない。

けれどそこには「子供扱いしない」態度で臨むことをお勧めする。

 

片付けにもゴールはある。

15歳までを片付けのゴールにしていただいてもいい。

 

 

 

 

2 スタートは一緒に

 

年齢の話をしたが

子どもに「片付けをして欲しかったら」

まずはどんな年齢であれ、

一緒に片付けることをお勧めする。

 

イチから片付けられる子はいないからだ。

自分も幼少期、親から「片付けろ」と言われ、

がらんどうの半分の押し入れスペースにおもちゃを「突っ込んだ」記憶がある。

中はぐちゃぐちゃで、どうみても

子どもの私から見てもそれは「片付いた」ことにはなっていなかった。

 

 

 

片付けは、何をどこにどう置くか。

見た目だけの問題でもないが

押し入れに突っ込んで視界から消す、ことは決して片づけとは言わない。

 

親がサポートして、初めて片付けは成り立つ。

「片づけなさい」口ばかりの指示ではダメだ。

 

果たして、一緒に片付ける覚悟はあるだろうか。

 

 

 

 

3 親のサポート

 

一言で片付けると言っても、

単に「捨てる」だけではないことは、何度も記事でお伝えしてきた。

 

簡単には

①ものの把握(物量/状態/使用頻度など)

②要or不要の判断

③処分or使い直しor譲るなど、ものの進路を決める

 

 

これらを小さい子に教えられるだろうか?

当然難しいし、途中で飽きてしまうのが関の山。

 

だから一緒にすすめるのだ。

飽きたらそこで「試合終了」してもいい。

 

どうしても肩に力が入ってしまうと

親主導になり、子供は「やらされている感」だけが残り

「片付けはつまらないもの」と刷り込まれてしまいかねない。

 

そうならないためにも

子どもに主導権を。

 

親はあくまで子どもをサポートする。

 

 

口を出さない。手を出さない。心を出さない。

けれど目は離さない。

 

「高かったからもったいない」と口を出し

「これ汚いから捨てちゃえばいい」とゴミ袋に勝手に捨てる

小さかった頃の思い出だからとっておきたい「親のエゴ」も

全部、いらぬこと。

 

 

 

子どもが何を考え、何を選び、何を捨てるのか。

この目でしっかりと見る。

子供が困った時だけ、口も手も心も出していい。

 

 

また親が率先して「片づけたい」場合には

子どもに一言。

思春期は特に見られたくないものもあるからだ。

こんな私でも、机、バッグ、スマホの中は断じて開けない様にしている。

 

 

ここ15年くらいは、子どもたちに

「片づけなさい」を言っていない。

 

プリントの山ができようが、机の上が散らかっていようが、空のペットボトルを放置しようが。

気になった時に、気になった場所を、自分の判断で片づけられるようになる。

 

 

信じることも親のつとめだろう。