
結婚後小学生レベルだった裁縫の技術を上げてくれたのは
他でもない、先日亡くなった義母だった。
子供たちが幼稚園や小学校に入るタイミングで
絵本バック、体操着入れ、上履き入れの作り方を指南してくれた。
他にも
接着芯、バイアステープ、ルーラー、などの道具の使い方から
まち針の打ち方、しつけ糸の縫い方、カギ編み、まで。
裁縫好き、またはその道のプロ仕様の
SNSなどでの裁縫箱を見てはため息をついていないだろうか?
きちんと整頓された、好きが詰まった、
それは夢のような⁈世界。
大昔、紛れもなく私も
義母の友人宅にお邪魔し、
色とりどりの生地に囲まれた“ソーイング部屋”なるものに
お邪魔した。
一部屋丸ごと、裁縫、なのだ。
まるで、トイストーリーのように?
裁縫箱に人間が紛れ込んでいるよう。
「金内さん、裁縫道具の収納これでいいかしら?」
全ての物に定位置があり、
全ての物を把握して管理し、
全ての物に愛着を感じる。
どうやら彼女は
片付けのプロの太鼓判が欲しかったようだ。

「特に何もお困りで無ければ、
もう好きにやってしまって下さい」
笑うしかない。
無い、無い。
こんなゆとりの空間、羨ましい限りだ。
こんなお宅は稀、である。
大抵は、
「端切れが溢れてあちこちに点在する」
「ボビンはどうやって収納する?」
「壊れたミシンを直したいがどうすれば?」
皆、そっちの方で悩む。
丸っと解決する、一つの方法があるとするならば
“整理”する、これだけ。
端切れも“ベビー用”は子供の成長と共に見返し、
ボビンは現存のミシン糸と“神経衰弱”し、残ったボビンの糸を抜き、
壊れたミシンは“とっとと”ミシン修理店に出す。

ハッキリ申し上げて
100均や無印の収納ケースを買っても解決しない。
どんだけ“収納”に力を入れてもムダだ。
スペースに限りがあるからこそ、
ご面倒かもしれないが
つぶさに整理する事をお勧めする。
「裁縫道具って言うのは何でこんなにも多いのか」
義母のリビング一角にある裁縫スペースを見て、
いつも思っていた。
ユザワヤに毎週通い詰め
洋裁の講師の資格まで取った義母の
大量の道具たちを見て、いつか片付ける日が来るのだろう。
端切れやボビンやミシンを見直しても
まだまだ片付かない。

最後に
“現在”(“過去”“未来”)を意識した片付けを提案したい。
今、あなたが使っている裁縫道具は?
「ボタンしか付け替えないなぁ。
ミシンどころか、裁縫箱の出番すらほぼ無い。
老眼が進み、針に糸が通らないしなぁ。
裾上げはリペアショップに持ち込むし」
なぁんて事はないだろうか?
クローゼットの片隅に
お菓子の箱に入った裁縫道具。
リビングダイニングから発見された
ボタンや携帯用裁縫道具を見つけては、その箱に入れるが
どうやら出番を待ち侘びている様子。
クライアント宅の片付けをしていて感じる事。
「使うんかな?これ」
使う物だけにしない?
・針と糸とピンクッション
・白と黒の手縫用糸(細目)
・糸切りハサミ
これだけで日常生活は充分、な気がするが、いかがだろう。

ひとまとめにした
これらをリビングダイニングにいつでも出せるようにし、
その他大勢は、押し入れなり廊下収納なり。
この毎日〜3ヶ月以内(だいたいの目安)に使うものだけにする事で
「裁縫道具どうしよ?」と悩む事はグッと少なくなるはずだ。