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2026.02.18静かな復讐【手紙】がもたらす効果

 

 

 

「お父さんって偏見傾向があるよ」

「昔からそう言うのは、あった」

 

 

夫が、私に言った。

 

 

 

月に一回、私の両親の顔を見るために帰省する

帰り道の、車の中での会話だ。

 

 

夫の観察眼に驚いた、と言うより

娘として50年以上父との付き合いがあってもなお、目を背けていた事実に何も言えなかった。

 

 

 

事の発端はこうだ。

 

実家にて

夫が別室でオンラインの仕事をしている際、

母と私がリビングで話をしていた。

その時は父も同じリビングに居た。

 

 

子供たちの事を母と話していたら

突如、父が子供の今活動している事について

「〇〇はダメだ」「そんなものはやめろ」と偏見差別を含んだ言葉を、

何度も私に浴びせてきた。

 

反論はしたが、ちっとも動じず。

父の偏見で子供の夢を潰されそうになる、、許せない。

ここに子供がいなかったことが幸い。

 

 

どうしても怒りが消えない私は、夫に事情を話し、

「じゃあ手紙で懲らしめてやれば?」と提案された。

 

 

 

 

1   一方的なメッセージ

 

手紙は良い。

何が良いかって「一方的」だからだ。

 

会話だったら、ああ言えばこう言う。

言葉のラリーがあるが、手紙はない。

 

 

こちらの言いたい事だけ、伝えられる。

 

 

送って反応があるまでに

タイムラグがあるのもまた、良い。

 

 

 

 

相手は80にもなる爺さん、だ。

感情をぶつけるにも

「紙」が持つある意味、

冷たく平たいメッセージのほうが

より強力ものになるだろう。

 

 

 

 

2   気持ちを整理する

 

兎にも角にも

自分の中で「整理」されていない事が、気持ち悪く

思いの丈を綴った。

 

 

PCで打ち込む。

 

冷静にも

1000文字あたりが読んでいて疲れず伝わる文字数だろう、とか。

父の事を「あなた」と呼ぶ事で距離を保てる、とか。

あった事実を疑問形にする事で“自分ごと”になるか?とか。

 

考えながら、消したり打ったりを繰り返す。

 

 

熱が冷めやらぬまま一気に

“ギャフン”と言わせるような、文章だけは作った。

 

 

 

 

3   あなたはどうか?

 

言いたい事を言えず悩んでいないだろうか。

 

よく「他人は変えられない」「自分が変われば良い」

と言うが、怒りが収まった試しがない。

 

 

離れる事も一案だが

近しい関係ほど、よく見えない。

離れる事さえも思い浮かばない時もままある。

 

 

夫が冷静に父を「偏見傾向がある」と言ったのも

他人だからよく見えるのだ。

 

 

だから手紙と言うツールで、気持ちの整理を。

 

 

 

 

手紙を書き慣れていない方のために

少しの今回の手紙の開示と、僭越ながらアドバイスを。

 

 

・・・・・・・・

 

✒️冒頭一文

「日曜日に帰った時、どうしても許せない事があり連絡しました。今後の関係を見直したいと思っています」

 

(中略)

 

✒️末尾一文

「あなたは私にどうしたかったのか、いまだにわかりません

50を過ぎた娘である私を“支配”をして何が楽しいのでしょう。

孫にまで、その“支配”の矢が向けられないように

 

私は子供を守る、だけです。

 

 

親より、何より子供たちと夫が一番大切だからです。

 

もう2度とあなたたちには会いたくありません。

借りていたものは少しつつお返しします。

 

文面にて失礼します。

 

朋子」

 

・・・・・・・・・

 

 

 

攻撃するなら、“その人”よりも、その人が取った“行動”を。

 

 

 

夫に書いた手紙を見せた。

“返さなればならない”金額を具体的にするためにも。

 

 

もう2度と会わない、と表明はしたものの。

一方では、そうもならんだろう。とも思っている。

 

 

そこまで父を嫌いになれないからだ。

 

 

さあ、

とっとと投函して相手の出方を見てやろうじゃないか。

 

 

 

構築のために、破壊するのだ