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2024.09.12誰がために【アイロン】をかける

 

仕事の合間に入った、ファミレスでのこと。

 

隣の座った主婦二人組。

見れば私と同じくらい、と少し年配の女性。

一人で食事をしていたため、勝手に耳に入る会話。

 

どうやら旦那の悪口大会が始まった、らしい。

 

主婦A  「昔はねぇ、子供の夜泣きがあったって起きてやこない」

「旦那は別の部屋で寝ていたから、夜泣きしていたことも知らないんじゃない」「もう顔も見たくない」

 

主婦B    「それはひどい」

「何が嫌って旦那のスーツのズボンをアイロンかけるのが嫌。

何回か着たもの洗濯していないものまで、アイロンかけるのよ」

「一回洗濯したものしか、かけたくないわ」

「ああ、めんどくさい」

 

どうやら、子育てから旦那の衣類にアイロンをかける話になった。

アイロンっていうのは「綺麗な状態でかけたい」主婦B。

気持ちはわかる。

でもちょっと待てよ。

旦那は「アイロンをかけてくれ」って妻(主婦B)に言ったのか?

 

どうやら、話を聞いていると、旦那は言っていないようだ。

妻は頼んでもいないのに「勝手にアイロンをかけている」ようだ。

 

それにしても、この文句。

 

 

【1 自分でかけると決めておいて】

この話を聞いて、まず思ったことは

「そんなにアイロンかけたくないのか?」ということ。

 

確かにアイロンがけはめんどくさい。

以前は私もできるだけかけないようにしていたくらいだ。

 

では何故、旦那が「やってくれ」と言っていないのに

妻が嫌々、アイロンを「かけなければいけない」状態になってしまったのか?

 

 

【2 主婦たるものアイロンをかけなければならない、のか?】

主婦だから、妻だから、女だから?

かなりバイアスかかっていない?

私が次に思ったことは

「そんなに嫌なら、アイロンなんか、かけなくてもいいじゃん」だ。

 

いっそのこと、ヨレヨレのスーツのまま通勤電車に乗るがいい。

思わず、想像して笑ってしまう。

 

どうして「やりたくない」ことを無理やり、やろうとするのか?

さらには文句まで出てしまう有様。

理解ができない。

 

 

【3 小さな幸せに気づくこと】

こんな話をわざわざファミレスでするくらいだから、

ただ、言いたかっただけ、なのかもしれない。

家事を頑張っていることを認めてほしかったのかもしれない。

 

 

少し話を変える。

 

片付けを進めると

自分の持ち物を大事にする

ということがよくある。

 

例えば衣類。

自分の着ている服を大事にする。ために、

 

→シャツにアイロンをかける

→ピシッとしたシャツに腕を通すと気持ちが引き締まる

→やる気が起こる

→人からきちんとした印象を与える

→それを体感し、さらに気持ちが引き締まり、やる気が起こる

 

アイロンの効果。ここにあり。

 

 

誰しも感じたことがあるだろう。

デメリットよりもメリットの方が、はるかに大きい。

いい循環しか生まれない。

 

面倒だけれども、少しの手間で

自分が気持ちよく一日を過ごせたり、

人からいい印象を持ってもらえたり。

ちょっとしたことだが

お互いの関係が良好になることだってある。

 

自分も他人も幸せになる。

 

 

だから私はアイロンをかける。