中高生の青春、といえば『部活』?
4月に中学入学した娘が、美術部に入った。
そこは
なんと、30人以上も部員がいる大所帯。
兄たちが中学に在籍していた頃より、明らかに倍増している。
かつて美術部や理科部などの文化系の部活と言えば
サッカーや野球やバスケといった、
花形部活からは一線を画したような存在だったはず?
時代の変化か?
これは今に限ったことではなく
私が記憶している6年前くらいから
シニアチームなどの外部のスポーツをしている生徒も増え始め
学校では文化部に入る選択もあり
部活の意味合いが少々異なってきた感はあった。
ちなみに娘はイラストを書くのが好きなので
「積極的選択」で美術部に入った。
部活と私生活のバランスはとりやすい。
と、同時に親の関わりも
運動部とは違っていい意味で「ほったらかし」でよい。
上の兄たちは運動部に入っていたので
だいぶホッとしているのである。
なんだかんだ、
運動部の親のサポートはある程度、必要だと思う。
夏の炎天下の水分や氷の補給、日々の捕食など栄養補給、
身体のメンテナンス(怪我や熱中症など)のサポート
特に遠征試合は、出来る限り観戦に行く。
子どもが頑張っている姿を観る事や、
チームの応援はもちろんだが
もろもろ心配なのだ。
以前、子どもが部活で、かつてないほどのスランプを抱えていた。
心配でこっそり校庭の隅から子どもの様子を伺っていたら
後ろから声をかけられた。
声の主はボランティアのコーチだった。
事情を親の私よりもよく知っていた。
「心配いらない」
「見守っていてください」と言ってくれた。
こんな時、親は非力だ。
何より、チームメイトたちが
我が子をさりげなくフォローし励ましてくれていたのがわかった。
涙が溢れた。
それから、スランプから抜け出せたのも
色々な人が彼をサポートしてくれるのを理解した。
本当に感謝し尽くせない。
単に我が子だけの事だけではない。
遠征試合にも練習にも足を運んでいるのはこの理由だ。
以前、子どもの学校の部活保護者会での事。
監督である顧問の先生の説明時
疑問に思った事があり
皆の前で挙手をし、質問をした。
その場では何事もなく終わったが、
のちに、三年生の親から
「監督に直接質問はしないように」
「我々三年の親を通してから質問するように」
と言われた。
「はぁ?何言ってんの?監督は神様かよ」
と、その三年生の親の言葉に憤った。
そんな神のような存在?の監督のいる部活に
最初は少々不安を覚えだが、
練習などで足を運んでいるうちに、
他の親や顧問の先生方とも交流し、次第に打ち解けた。
子どもが卒業して
監督を交えた大人だけの飲み会も自ら幹事になり開いた。
先生方(指導者)次第な所はあるが
親の代が変われば
古い錆びついた方針も変えられる可能性は大きくある。
親との繋がりはというと
元々繋がりを求めるタイプでもないので
当時も試合が終わったら、チームの親同士で残る人たちを尻目にサッと帰るような事もよくあった。
皆と同じ行動をしなくてよい。
それでも、サポートする者同士
励まし合ったり、喜んだり、褒めたり。
気持ちが通じ合っていればよい。
子どものサポートは
家庭により出来る限りでよい。
チーム内の同調圧力などもってのほか。
やりたくてやっているのだから。
と、文化部に入った我が中学生。
現在は親の出番が少なくなり、
ホッとしたのと同時に寂しくもあるのだ。