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2025.06.24相手の心を掴む【キラーワード】の使い方

 

 

昔、ある仕事の依頼があった時、

先方からメールにてメッセージをいただいた。

何度かのやり取りの末、近く会う約束をとった。

 

メッセージの最後に

金内さまにお会いできます事、楽しみにしています!」

 

と、ひとこと添えられていて、

仮にビジネス文書としても、社交辞令としても、楽しみにしていなくても?!

これまでの人生、他人から期待されることに慣れていなかった私は、

飛び上がるほど嬉しかったのを覚えている。

 

 

これをきっかけに、

自分も真似しよう。と心に決めて実行した。

 

仕事のメールや、子どものコミュニティーや、友達と約束した時など、

 

これから会う予定の人たちの連絡は

「〇〇さんにお会いできます事、楽しみにしています!」

「△△ちゃんに会えるの楽しみにしているよ〜!」など

バリエーションを変えながら

メッセージの最後に必ず入れる様にしている。

 

 

 

1 キラーワードで掴む

 

このメッセージ、何がすごいかって

誰に対しても使えるキラーワードだからだ。

目上だろうが年下だろうが関係ない。立場や役割を超えた破壊力がある。

 

もらって嫌な気持ちになる人なんて、この地球上で一人も、いないだろう。

 

 

 

このメッセージを自分なりに少し深堀してみる。

 

・「〇〇さんに〜」と相手の名前を呼ぶ事で、自分のことを認められたと認識してもらう。

・「お会いできる事楽しみにしている」と、これから待ち受ける未来をワクワク感とともに、関係を良くしようという先方の前向きな気持ちが伝わる。

・最後に「!」をつける事で、このメッセージをより強調する。

 

いかがだろう。

相手を立て、相手への自分の気持ちを前向きに伝え、

関係が良くならないはずが、ない。

 

 

 

2 まずは形から入る

 

メッセージは相手ありき。

そして、相手との関係性もさまざま。

 

馴れ合いの関係もあれば、まだ数回しか会っていない、これから会う人、だっているだろう。

どのパターンでも使える。

 

 

 

何度もお会いしているクライアントや馴染みの友人だって、

何度も同じメッセージで締めくくる。

 

それでいい。もはやパターン化して、

こちらのことを好きになってもらおうという下心だらけの魂胆だ。

 

これから初めて会う予定の人にも効果的だ。

緊張感のある初対面の事前に、このメッセージを送っておく。

そうすると、先方も少しはリラックスできるはずだし、

何より、自分がこの言葉を使っていることで、不思議と前向きになる。

もともとが前向き人間でなくても。だ。

暗示にかける、と言ってもいいかもしれない。

 

 

 

 

3 人から期待されること

 

現代社会では

他人に期待しない」という風潮・言葉のトレンドがある。

この言葉に少し懐疑的、ではある。

 

世の、家事をしない夫に「期待をする」から

家事も「やってくれない」とイライラしてしまう。

そりゃ、普段からやっていないんだもの、当たり前だろう。と毒づいてみる。

 

期待の仕方を変えればいいのだ。

「自分都合の見返り」を期待したものでなく

相手が喜びそうなこと」から始めればいい。

 

例えば、パートナーが数字に強ければ、

家計管理や無駄な経費を見つけてもらう、損しない買い物術など。

 

 

そこには大きく期待をして、ありがたがる

到底、自分にはできないことだもの。

 

 

 

冒頭でお伝えした

仕事でいただいたメッセージの方とは、いい関係を築け

その後の仕事で、最大のパフォーマンスを出せた。

 

これも“私自身に期待“をしてくれたおかげだ。

 

 

「金内さん、期待しています!」そんな言葉をかけられたい。

なんの、プレッシャーなど微塵も感じない。

 

 

 

期待をすることは、見返りを求めることではない。

相手のアイデンティティを最大限に活かすことなのだ。