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2026.04.04楽しさを求めない【仕事】社会人1年目の言葉

 

 

 

「仕事が楽しいなんて一度も思ったことないし、そもそも楽しいものではないでしょ」

 

 

 

4月で社会人二年目になった長男(23歳・当時は社会人一年目)が言った。

 

 

 

今年正月に実家に帰省した長男。

私たち夫婦と長男の3人で彼の愛車に乗り込み、少しのドライブの後、カフェでお茶をした。

 

親子3人で食事をする。

こんなシチュエーションは、久しぶりだ。

 

 

就活中の大学三年の次男(21歳)に何かアドバイスなど一言あるか?

と、次男がその場に不在も関わらず

親である私たち夫婦は、久しぶりに会う無口な長男を質問責めにする。

 

 

で、冒頭の長男の一言だ

へ??楽しくない、、仕事が?

手に持ったコーヒーカップを口に運ぶのを忘れ、しばらく固まった。

 

 

 

 

1 社会人一年目の本音

 

誤解のないように言っておくが

長男の勤める会社は、ブラック企業ではない(はずだ)

 

 

・定年まで続ける人がほどんどで離職率も低い

・ノルマなどの競争は一切なく人事の平等性がある

・週5日出社。残業もあるが、月に2回ほど

・年に何回かの研修ほか、教育システムも充実している

 

など

 

これらは会社のHPを見ればわかること。

この情報は親子で共有している。

 

 

 

しかも本人の口から

「上司に一度も怒られたことがない」と言うではないか。

 

ミスに対しての注意は当然あるだろうが、

嘘だろ?!と思ったが本当なのだ。

 

 

 

 

2 楽しくない≠辞める

 

では「楽しくないから」辞めるのか?

 

そうでもないらしい。

 

 

まだ(当時)一年も経っていない社会人だ。

これまでの長男の就活だって、すんなりと決まったわけではない。

何社も受けては落ちることもあったし、ようやく掴んだ、と見てもおかしくない。

リモートで何度も就活した後ろ姿も見てきたから、思わず感情が動く。

 

「せっかくなんだから」と言いかけてやめた。

 

 

しばらく話を進めていると

辞めるとか、今は考えていない。とのこと。

 

 

「楽しくない」≠「辞める」

 

 

と言うことだ。

 

 

イマドキの若者の特徴なのか。それとも長男の独特の冷静さ。か。

どちらにしても、昭和を生きた私には無い感性だ。

 

 

これまで、長男は

大学時代、コンビニやカフェでアルバイトした経験があるが

「もうやめたい」「店長がこき使う」「給料が安い」など愚痴を漏らしたことも。

「無理しないで辞めれば」と私が言っても、4年間辞めないで続けた。

 

 

 

 

3 働く意味は?

 

諦めないで辞めない、ということでもないが。

嫌になったら、さっさと辞めてもいいのだ。

自分だってそうだったから。

 

転職だって、彼の生きたいように生きればいい。

親としては相談にはいくらでも乗るつもりだが(それも無いだろう)

もう親の言葉など何の効力も無いどころが「口を出すべきではない」と思っている。

 

 

一見無気力な長男の言葉だったが、

2年目突入。この春に先輩になった。

 

 

仕事って楽しさを求めなくてもいいのかもね。

これが本当の仕事のあり方かもしれない。

 

 

楽しさや理想を求めると現実とのギャップに落ち込む。

淡々と目の前のタスクをこなすだけでもいいのかもしれない。

給料はその積み重ねた自分の成果、だもの。

辛いことも嬉しいことも込み込みで。

 

 

あまりに機械的?そうかもしれない。

でも究極、仕事なんてそんなもんだろう、とも思いはじめている。

 

 

仮に仕事は楽しくなくても

 

自分の稼いだお金で好きな車を購入し、

週末には長距離ドライブに行ったり

友人たちとバーベキューをしたり。

 

 

帰る時、長男から「お年玉」を初めてもらった。

親としてこんなに嬉しいことはない。

 

 

 

仕事だけが人生では無い。

好きなことをするために稼いでいる。

そんなことを思う、春の一日であった。