
「使い切る」ことが、いかに難しいか。
文具引き出し、洗面所収納、化粧ポーチの中を見れば一目瞭然。
インクは切れていないけれどこんなに「黒ボールペンがあるのか?」
同じ効果を謳った、それぞれが違うメーカーの「使い比べした整髪料」
施すのはいつも同じ顔のはずなのに「ベージュのアイシャドウが何種類も」?
整理をすると、その量に驚くことがある。
「こんなにあったんだ」
ちくりと心が痛むのは
一つのものを「使い切れていない」から。
毎日のように、同じものをずっと使いづつける。
それが理想、とも言えない。
使っているうちに少しの不満のようなものがあったり、
気分を変えたい時だってある。
家にも同じようなものが“ある”ことはわかっていても、
新たにものを買うことはある。
「使い切れない」ものを使い切ることは至難の業。
捨てれば一瞬で解決する。
そんなことわかっている?
それができないから悩むのだ。
第二の道として、
例えば、顔には合わないハンドクリームはお風呂上がりの踵用に使ってみる、とか。
たくさんあるボールペンは仕事用にバッグに忍ばせる、とか。
古くなったタオルはベランダ用雑巾として使い処分する、とか。
うまくいく場合と
なかなかうまくいかず、と言うことはある。
チャレンジしてうまくいかなかった時はいよいよ処分というルールを決めてもいい。

しょうがない、誰しもある。
これが人間の性(さが)だ。
以前(昔)はスプレー缶を処分するにも
「穴を開けて処分」がルールだった。
いつしかそれが危険なものとして認識が広がり、
使い切っていないスプレー缶を処分したい時は
全て中身を出してから処分するルールに(どの自治体でも)変わった。
シュー、、と中身を出す。
これが一つだったらいい。何本もある時がある。

これがなかなかの時間がかかる。
しかも家の中よりも屋外(ベランダなど)で換気の関係で行う方がいい。
寒暖差のある気候の時は厄介だ。かじかんだ手で背中を丸めてひたすらスプレーの中身を出す。
使い切るって手間も時間もかかる。
よく「一つ買ったら一つ捨てる」なんて人がいるが。
これができる人って相当なストイックな人だと思う。
大抵の人はそんなこと「考えもしない」「考えたくない」
だって収納はそこまで溢れていないこともあるだろうし
時間が解決して「いつしか捨てられるように」なる自分を想像もしているだろうし。

とかく「捨てること」にフォーカスをあてがちだか、
それだけではない。
買う前から
「持ちかた」を追求してもいい。
例えば
買うことでたとえ収納が溢れても、幸せになるか?
使えなくなっても第二の使い道があるか?
使い切りやすい・捨てやすいものか?
など。
商品棚を前に、じっと商品を手に取って考える。
店員に不審がられれることも、厭わない。
千里の道も一歩から?
使い切れない自分に悩むくらいなら
使い切れるように方法を変えてみるのも一案だ。