
連休のある日。
中1の娘が友人2人と、
映画とミスドとプリクラのコース、を堪能してきた。
「はぁー疲れたぁ」
帰宅第一声、リビングでの一幕。
友人、といっても
全く気を遣わない友人。
そこそこ気を遣う友人。がいる。
今回出掛けた友人たちは後者のようで
付き合いも浅く、お試し期間のような関係だそう。
そんなんで
娘も半ばお付き合いのノリで、プリクラを撮ってきた。
過去に、プリクラは他の友人たちとも何度も撮っている。
いつも撮ったプリクラを見て思うのだが、
今のプリクラって、驚くほど
顔が実物と全然違う。
目が大きく、
顎は尖り、
しかも
全員同じ顔に見える。のだ。
娘がどこにいるのか、
果たして、これは娘なのか。
老眼鏡をかけてもわからないほど。

昔は、何て言うつもりは無いが。
あまりにも「変わり過ぎ」ではないか。
何だろうなぁ。
これが令和女子の“可愛い”の基準、なんだろうか。
思わず口から出てしまう。
「顔変わり過ぎじゃない?」
笑いながらライトに伝える。
娘は
「本当は(プリクラ)撮りたく無かったけど
嫌って言えなかった。
このプリクラ代の500円があれば漫画一冊買えたのに」
「んだねぇ」
共感する。
漫画アニメオタクの娘にとっては
500円を違う価値に出来たのに、と惜しむ様子。
さらに娘は
「映画は1人で観に行くのが一番」
と突然言い出した。
基本、
お誘いがあれば断らないし
自分から誘うこともある、
映画鑑賞。
中学生になってからと言うもの
母が付いていくことは少なくなり
代わりに
友人たちと近場の映画館に連れ立って出掛けるようになった最近だ。

映画の感想も言い合うのも
“相手に合わせる”難しさを肌で感じたのか。
「1人で映画の内容を噛み締めたい」
とポツリと話した。
ん?これって50過ぎの私が言うならともかく
あなた、中1よね?
大人とて難しい、人間関係。
1人で楽しむ事を、
若干13歳の“子ども”に、わかるのか?
他人からどう見られているのか。
人から嫌われたくない。
誰かと一緒にいれば安心、ではないの?
1人になりたいと言った娘だが、
気を遣わない、長年の友人には
結構な物言いでズバッと言う事もあるそう。
聞いているこちらがヒヤヒヤしてしまう。
それでもお互いに言いたい事を言い合っている。

「まあ、これも勉強だよね」
相性が良い、悪い、そこそこの仲。
無理して相手に付き合う事も
相手の気持ちに寄り添えない時も
1人になりたい時も。
オタク女子同士の付き合いも中学生では難しいようだ。
まだ、ここまで熱がある子とは出会っていない様子。
共通の趣味がある子と話す、ってきっと楽しいだろうなぁ。
と、趣味の無い私は少し羨む。
明らかに小学生とは違う思考になりつつある、娘。
多感な時期に
何を感じ、何に触れ、どうやって生きていくか。
ますます会話が大人になり、
母娘逆転する日はすぐそこにありそうだ。