
電車の座席で、
隣人がショルダーバックからおもむろに“最中/もなか”を取り出し、食べ始めた。
(ゲゲッ、、最中かよ・・・)
驚いた顔でじっと見つめる私の視線も、どこふく風。
スマホをいじりながらむしゃむしゃと最中を食べる、思しき40代女性。
車内は混み始め、見渡す車両の座席は全て埋まっている。
ほかの席に移動したくても他に移ることはできない。
立って電車に揺られてもいいが、目的地まであと1時間近くはある。
・・・・・。
せっかく隅っこに座ったのに、飛んだ災難だ。
しかも後から来たその最中おばさんのために、先に座った自分が移動なんて「負けた」気がする。
少し悩んだが、その隣人を観察して、今回のネタにしてみようと試みた。
断っておくが、最中に悪意はない。
私だって疲れた時や普段からおやつとして食べる好物、だ。
パリパリの皮で餡を包んだ最中は食べると、始終、皮が落ちる。
皮が落ちる、ということは自分の太ももだけで無く、床などの周りに皮が落ちる、というもの。
そんなこと誰も知っているのではないのか?!
被害は最中の件だけではない。
以前
20代くらいの女子にバックを傾けた瞬間に手に持っていたジュースをかけられたり。
足をぐわっと広げてこちらの足元まで侵略する、おじさん。
寝ている隣で、話が盛り上がってうるさいおばさんたち。などなど。
電車内ではこれまで何度も嫌な思いをしている。
自分とて睡魔に負け船を漕いで人さまに迷惑をかけている時もあるだろう。
これまでの嫌な経験値から、不穏な匂いを嗅ぎ取り
すぐさま席や車両を移動することはよくある。
自分から逃げればいいのだ。
さ、今回のミッション。
最中おばさんを観察する。
じっとスマホを見てスクロールしている、視線はほとんど外に向けられることはなかった。
身なりはカジュアル。Tシャツとデニム。にスニーカーとショルダーバッグ。
フツーのどこにでもいそうな、「お母さんタイプ」の女性、だ。
通勤電車だからモヤっとするのか?
これが新幹線などの特急電車だったら?いや、それでも隣は嫌だ。
ものを変え、例えばおにぎりだったらいいのか? もはや、それも嫌だ。
先日も特急電車で子供と食べた弁当は許される。
この差は?
とにかく嫌なことが多すぎる。
心が狭いのか?私は。
電車内の化粧を嫌う人も多くいると思う。
私もその一人だ。
最中おばさんにしろ、電車内化粧にしろ、
電車マナーで
これらに共通するのは
「家」と「外」の境界線が引けないイメージがある。
かなりの偏見になるが、
きっとこの人は「もろもろ整理できない人」なのだ。
と思うようにして、心の中で着地している。
家でやることと外でやることを分けられない。
時間がないを言い訳に場所をわきまえられない。
他人がどう思うか?人の気持ちを慮ることもできない、のだ。
それだけに限らず、
自分のパーソナルスペースにズカズカと入ってくるイメージがある。
だから平気で粉が飛ぼうがお構いなし、なのだ。
もしかしたらこれを「タイパ」なんて言おうものなら
受け入れるしかないのか?
いや、やはりそれは「無い」だろう。