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2024.11.06「掃除しなくていい」という誤解/【トイレ座る】論争

 

先日、同年代・女性の知人と話をした。

 

「うちの旦那、何度言っても便座に座って用を足さないのよ。困ったわ」

「私の気持ちをわかって欲しくて」旦那に「トイレ掃除して」と提案しても「しない」。

男たるもの座って用を足すなんざ、言語道断。

と妙な男っぷり?をアピールするのだそう。

 

 

それを聞いて、うちはどうなんだろう?と思い、家族にリサーチした。

我が家には、男が4人(夫、大学生2人、高校生1人)いるが、全員

外では立ってするが、家では座ってする」とのことだった。

理由は

「そんなもんだろ」

「あまり深く考えていない」

「外だと便座が汚いから」など。

 

私から聞くくらいなのだから、彼らのトイレ事情など知らない。

今回の件がなければ、知ろうともしなかった。

それもそのはず、家では私の方から

「座って用を足して」と言ったことが一度もない。

 

主人がその話について

逆に、立ってする方がコントロールが難しいよ。

便器の外に尿を出しちゃいけないだろ。それって」と言った。

 

ああ、なるほど・・・

確かに、外では立って、うちでは座って、は合理的ではある。

我が家は主人が休日にトイレ掃除・掃除全般を一緒に協力するので

掃除の概念があるのかもしれない。

 

 

あるクラアント宅には自宅に男性用の小便器があったが、そんな家は稀である。

どこのお宅も、基本的に「洋式便器」なのだ。

 

当方、家事代行の一環として片付けの他に掃除のサービスがある。

日常的に、クライアント宅での『トイレ掃除』がある。

家庭でのトイレなので、汚れている場所は毎回同じだ。

確実に「立ってしているな」とわかる。

便器や床だけでなく、壁にも尿が付着している。

 

毎日掃除した方が綺麗ではある。

だが、そのお宅では、週に1回、トイレ掃除をする。

 

こんな私が何を考えているか?

何も考えていない」無の状態だ。

 

もちろん「ここ汚れているな」とか「ここをもう少し磨こう」など

作業工程や時間については常に考えているが

クライアントである住人に対し「もっと座ってやりなさいよ」「もう!こんなに汚して。」

と感情が働いたり、心の中で思ったことは一度もない。本当だ。

仕事だからそう思っていられるのかもしれないが、

へとへとで自宅に帰って、

トイレ掃除をしても、玄関が泥だらけになっても、床がざらざらになっても。「あーあ」と言いながら、「基本、無」で毎日掃除する。

 

 

そして

冒頭の「座ってしないからトイレが汚れる」件に戻る。

座わらないからトイレが汚れる、は間違っている。

 

座って用を足しても、トイレは「汚れる」。

座って欲しい派?のほとんどの人が、そのことに気がついていない。

 

 

こんな興味深い話もある。

ある投稿に

若い男子が一人暮らしの女子の家に行った時に

チェックする場所で、なんと「便座の裏」だそうだ。

女子しか使っていなくても、結構汚れている場所である。

それで彼女候補になるかどうか運命は別れる。日々の掃除が物を言う。

これをチェックする男ってどうよ?!とも思うが、

なかなかの正論、だろう。

 

 

男子たちには、この記事をきっかけに

女子のもろもろの気持ち汲んでいただけることを願う。

 

 

さあ、女子たちよ。

人のことを棚に上げる前に、まずは我が身を振り返るべし。

掃除をやりたくないことと、座ってすることは、別問題である。

 

これにて、トイレ論争は終わりだ。