シンプルライフ、ミニマリストを目指す方へ。
スッキリ暮らして、身も心も平静を保ちたい。
様々な雑念から解放されたいから、物を減らす。
今ある物を減らしたら、もっと暮らしやすくなる。
そう思われている方も多いと思います。
確かに物を減らせば暮らしやすくなる
空間がスッキリすれば、余計なことも考えなくてもいいかもしれません。
心穏やかに暮らせるでしょう。
でも、なぜかうまくいかない。
部屋は未だ雑然として思い描いているイメージと異なる。
なんてことはないでしょうか。
理由はこのように考えます。
【理由1】「まとめて」いないから
減らしただけでうまくいかない理由、それは
ただ減らしただけ、だから。
物をまとめてみましょう。
例えば、
「文具」「書類」「コスメ」「衣類」「大工道具」など。
それぞれのカテゴリーにまとめてみて。
まとめてみたらわかるのですが
趣味の手芸の端切れが山ほど出てきた、など物がバランスが偏っていないかしら?
偏っていてもOK。物や持ち方の傾向を把握することが大切。
【理由2】「適材適所」ではないから
動線、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
人の動きに応じて「そこに物がある」状態が使いやすく暮らしやすい。
例えば、玄関収納/廊下収納に古新聞をくくるための、ビニール紐とハサミがセットで置いてあると、くくる時だけでなく、玄関からの動線で、すぐにゴミ集積場にも出せ、便利。
この紐ハサミセット、ですが
例えば、リビング隣の和室押し入れに置いてあったら、新聞をゴミに出す動線が悪く、おそらく不便かもしれません。
さらに、紐やハサミが押し入れだけでなく、パントリーやダイニングテーブルの上に置きっぱなし。あちこちにある、なんてことないでしょうか?
何気なく点在して置いてあるのはそこが「適材適所」ではない、ということ。
【理由3】「0か100か」で片付けていない?
片付いた状態、って感じ方は人それぞれなのですが
もしかしたら片付いた状態を、
完璧に誰が見てもOKな完璧で美しい状態にしようとしていない?
引き出しを開けても、一糸乱れぬボックスと配置と少ない物、が理想?
リバウンドを許さず、散らかる事を許さず、そんな自分も許さず。
60〜70点クリアすればそれでいい。
なぜなら、われわれは買い物にも行ってはいらぬ物も買ってきてしまうし、人から断れない物はもらうし、使っていないからと言ってすぐには捨てられないし、なんだかんだと言い訳をして物を持ちたがる、から。
さいごに。
美しさの基準はひとそれぞれ。
使いやすさの基準もひとそれぞれ。
他人と比べる、相対的なシンプルライフなど存在しません。
あなただけの暮らしやすさを追求してみませんか。