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2024.07.30他人の家を片付けるということ【片付けプロ 実践10ヶ条】

 

以前伺ったお客様の御宅での作業のこと。

 

いつもはご依頼の奥様(当時30代)一人、金内の二人作業だったのですが

何回か伺った時に一度だけ、その方の友人と言われている同世代の女性の方が参加?したことがあります。

「片付けが得意で、どうやってプロが片付けるのか見ておきたくて」

作業内容の見学、と言ったところでしょうか。

 

片付け方の方法を見て学びたい、自分との片付けの比較、他人の家への興味、など

色々なお話をしながら、「いつも通り」に作業しました。

 

まあ、やりづらいったらこの上ない。

何故なら、その友人は手伝うでもなく、ダイニングの椅子に座ったまま、片付けの作業をただ眺めて口を挟むだけ、なのですから。

時折、私の方からあえて、

その友人の方にお手伝いを促すような言葉掛けもしましたが、

そのつもりで訪問していないので、手伝っていてもすぐに椅子にまた座ります。

 

依頼主のお客さまのお気持ちはいかに?

どうしてその方を呼んだの?ただ眺めているだけの友人って本当に友人?さらには口ばっかり動かして作業の邪魔までするって。

 

 

基本的に、自分のものは一人で片付けた方がいいと個人的には思います。

一人で片付けられないのなら、金内と一緒に。

さらには家族のものを片付ける時には、ご家族と一緒に。

(聞かないとわからないからね)が理想。

 

なぜ一人がいいかって、わかりますでしょう。

こういうことです。

他人が自分の家に来て、ああだこうだ「自分の考え」を一方的に言われてみてくださいよ。

頭に来るはずです。というか、まず片付けに他人は呼ばない、けれど。

 

 

家族と一緒に片付けると喧嘩する、一人だと手が進まない。

そんな方の元へ日々訪問させていただいている「他人」である金内ですが、

 

 

【片付けのプロとして意識していること 10ヶ条】

 

・ご依頼主の意見/ご希望/相談が最優先

 

・全体を拝見して片付けの優先順位を伺う

 

・触ってほしくない場所や物はあるか、作業前に確認(ご不在家族の部屋も同様)

 

・必ず時間内に終わらせる

 

・初めてのお客様宅へは最低でも15分前到着し、周りの住宅環境をチェックする(会話の中に盛り込む)

 

・ピアスを外し、ボタンを止め、髪を結く/靴下を玄関上がってすぐに履けるように用意する。いわゆる作業ではあるが、清潔感を意識した装いにする

 

・ゴミを出しやすい場所に移動する。収集日までゴミが邪魔にならないようにまとめて通路や生活スペースを確保する

 

・基本的にお客様に伺いながら作業するが、コミュニュケーションが取れず、こちらの考えでものを移動した時には必ずものの居場所をお伝えする(のちのち「あれどこ行った?」を防ぐため)作業後には全て一緒に確認してもらう

 

・丸めたティッシュ、床にむき出しの爪楊枝、使用後綿棒などの「あきらかなゴミ」はゴミ袋に入れるが、それ以外は全てたとえ過去3年前のレシートでもお客様に見せ捨てるかどうか確認する。こちらの判断で勝手に捨てない

 

・とにかく明るく笑顔。ポジティブに。「片付けって楽しい」と思っていただけるように努める

 

 

ほかにもありますが、特に意識して実践していること10個あげてみました。

他人が家に訪問すること。それはそれはハードルが上がることと思います。

そのためにできること。

 

おかげさまで「何でも屋さんに頼む事も考えていたけれど、そうしなくてよかった。金内に頼んでよかった。女性だし話しやすい」

と言っていただけること、励みになります。

 

片付けのプロでなくても、

もし友人の御宅を片付けに手伝うってことになった時に

ぜひ参考にしてみてくださいね。

友人との絆が深まるはずです。