整理収納アドバイザーとして活動し10年超。
おかげさまで、
著書を出すことも、メディアに出させていただくことも、セミナー登壇に呼んでいただけることも、お客様宅への片付けや掃除に伺い、リピートして何年も呼んでいたくことも。
何も取り柄のなかった、何をやっても超ドン臭い、いち専業主婦だった自分が
片付け、整理収納、に触れて、生涯の天職と感じ、今現在、ここにいます。
ご縁があって、金内をご用命くださるお客さま。
「整理収納アドバイザーになって活動したい」
「苦手な片付けを克服したい」
と相談や整理収納レッスン、セミナーなど、ご依頼いただきます。
最近では自宅で資格が取れる、整理収納アドバイザー(2級1級の資格)通信もあります。
ご自宅でカリキュラムを達成し、晴れて整理収納アドバイザーの資格を取得したにも関わらず、当方に整理収納レッスンをお申し込みいただいた、あるお客様。
「資格を取ったけれど、どうしても好きになれない」
せっかく取った資格が活かせない原因が、ここにあると思います。
苦手意識を克服するため。
家事(整理収納)くらいは自分でやっておかねば。
整理収納のこと、理解しようとしたけれど、やっぱり苦手。
資格取得のきっかけから、取得後のお気持ちまで伺うけれど、苦手意識というのはなかなか払拭できないようです。
自分だってそうだろう、と自問自答してみます。
自身が特に苦手分野のお金の資格、
簿記や会計の資格がありますが、そもそも「取ろうとまで」思わない。
それどころか、個人で活動しているにも関わらず、
会計分野の仕事のことは全て主人に丸投げ、という有様。
どうしようもない、逃げまくっている、底辺・整理収納アドバイザーです。
資格を取って苦手を克服しようとする姿勢。
すごく前向きで、見習いたい。
整理収納のこと、だったら伝えられます。
せっかく取った資格を活かすためにできること。
【1 何が「具体的に苦手か」を知る】
整理収納のレッスンをしていると、これはできるけれど、これはできない。
がはっきりわかる時があります。
①要らないかもしれないものを「もしかしたら使うんじゃないか」と迷い、要不要に選ぶのが苦手。
②家族のものは容赦なく捨てられるのに、自分のものは悩みまくって捨てられない(その逆もあり)
③買い物が好きでついつい溜め込んでしまい、収納から溢れてしまっている。そこから買い物せずに暮らせば良いのだけれど、またお得情報があればついつい買い物してしまう。
など。
誰でも当てはまりそうな、、こと。
講座を受け、整理収納レッスン(実践)を受けることで、
マルっと「片付け苦手」から「〇〇が△△だから苦手なのだ」と客観的、具体的、冷静に自分を見ることができるようになります。
自分で整理収納ができればやってみよう。
どんなものでもいい。まずは着手を。
【2 苦手の裏面は「伸びしろ」。それを伸ばそう】
【1】で伝えた、
①の捨てるのに躊躇する方。きっとお優しい方なんだと思う。
「使っていないものは、使おう」というのが答えなのだけれど、
だったら悩んでないよ!という声も聞こえてきそうですね。笑。
次に、使わないものの状態を見ましょう。埃かぶっていない?カビ生えていない?経年劣化で破けていない?勿体無いですよね。リミットを設けて使ってみましょう(やっぱり。。)
優しさっていうのは、ほうっておいたら賞味期限切れの果物のように腐る時あります。
旬を意識してみて。
②の自分のものは捨てられない方、きっと自分のことは後回しにしていない?
家族のために、生きているひと。良いお母さん・お父さん、なんだと思う。
もっと「わがままに生きよう」が答え、なのだけれど。
家族のものは捨てられる。家族任意、なら問題ないけれど。
当人の本意でなければ当然、喧嘩になります。
家族のことを本当に「想っている」のなら、そっと見守る勇気を。
それでもやりたい人はやってもいい、けれど「見返り」を求めないこと。
本来は自分のことで一杯一杯のはず、なのだから。
③のつい買い込んでしまう方。先を案じ行動できるひと。
行動的で安心を求める安定思考かしら。家にいる時間を大切にするひと。
「収納や数の制限を決めて、あるもので暮らす達成感を味わう」が答えなのだけれど、
買いすぎ、ってどのくらいが良いのか?家庭ごと考え方もさまざですが、
安心の数だけ持っていて良いと思う。その数は決めておくと良いですね。
また代替品でまかなえる場合は何通りかの方法も、頭の引き出しの中にストックしても安心です。
無い不安から、無くても大丈夫な安心へ。
【3 できないことは「悪」じゃない】
できない自分を責めていませんか?
できないことは声を出して「できない」「助けて」「お願い」をしてみましょう。
講座受講後、資格取得後、せっかく学んだのにと、、
整理収納レッスンを新たに頼むのに申し訳なさそうな方がいますが
全然心配ご無用。上記のように、具体的に苦手がわかり、自分の特性を知り、どうすれば良いのかがわかるのですから。
自分をもっと好きになりましょう。
声を出す相手は、金内でもありがたいのですが、
まずは、夫、妻、親、きょうだい、など。家族に話してみて。
それでも難しい場合はご相談ください。
【まとめ】
まずは1にも2にも実践、苦手ポイントを知り、できないことは他人に助けてもらう。
以上、
底辺・整理収納アドバイザー金内からのアドバイス、でした。