片付けの仕事をしていると
必ず、といっていいほど出くわす、
「いただき物をどうするか?」問題。
「もらったけれど、うちでは使わないけれど、新品だし、人にあげるのも憚れる?
どうしようかしら」
と言ったものはございませんか?
贈る側、いただく側、双方のマナーについて
金内個人の見解からお伝えしたいと思います。
【贈るマナー】
渡す相手がどんな方か?好みは?など分かれば
贈る方の気持ちもわりと軽いと思うのですが
初対面や目上の方、あまり会わない方だと少々緊張感がありますよね。
もし可能であれば共通の知り合いにコンタクトを取り、
相手の方の好みなどのリサーチを。
もしわからない場合、消えてなくなるもの、「消えモノ」が無難です。
ちなみに私はそう言った場合、日持ちのするモノ、焼き菓子などを贈ることが多いです。
自分の定番などがあるといいのですが、もしない場合、贈るものと一緒に自分用に小分けで一つ味見用で購入して贈る前に食べて感想を決めておくのもいいですね。
差し上げる時になったら
よく聞くフレーズですが
✖️「つまらないものですが」
◯「お気に召すか、どうかわかりませんが。。」と言って渡す。
がいいかと思います。
いつもこのフレーズ「つまらないもの・・」を聞くと
つい「つまらないものを渡すんじゃない」と心の中で悪態をついてしまいます。
あなたが、つまらないものを「わざわざ選んで」いるわけではないでしょう。
だから謙遜しすぎないで。
さらには
「〇〇さん、和菓子がお好きだって伺ったので。」
と相手の好みをリサーチしていたなら
言葉に出して伝えると相手はもっと喜ぶと思います。
また、差し上げた後に、家族近しい友人以外には
追跡「あのお菓子美味しかった?」このフレーズもNGです。
差し上げたら、モノも気持ちも手放す。これがルール。しつこく聞かない。
また最近では「モノ」→「コト」消費にも注目を。
たとえば芸術鑑賞チケットやディナークルーズの予約、テーマパークの入場券など。
モノだけで無く「コト」体験する、にも贈るための価値があります。
【いただくマナー】
最初に申し上げたいのは、
いただいたら「もうあなたの自由にしていい」のです!
捨てるも、どなたかにあげるのも、消費しようとも、
自分で判断して決めていいのです。
なぜなら、先ほど【贈る】で申し上げた通り、
差し上げる側は「手放し」ているのですから。
いただいた時によくある光景ですが
△「ありがとう」とだけ言って、家に着いたら中身を見る
◯「ありがとう」と言って、「中身を見ていい?」と相手に確認、中身を見てから
「うわー素敵ね!」と少々オーバー気味に喜ぶ。
とにかく相手を喜ばす。行動で示す。
たとえ、自分の趣味では無くても、です。
あげた方の気持ちを考えてみて。
私がそうなのですが、本当に心から欲しいモノって、自分ですでに手に入れています。
欲しいかどうか、よりも大事なのは相手とのコミュニュケーション。
そして、もらったら、もう自分の思いのままにしていい。
自分の趣味に合わないモノ、ライフスタイルに合わないモノ、味の好みが違うモノ。
など、何度も申しますが、
処分も、消費も、譲る、も全部自分で決めていい。のです。
あざむいたような気持ちになるかもしれませんが、そうではないのです。
モノはいつかなくなる、その時期が早まっただけ。
例外もあります。
もし近い家族など
たとえば、義理の両親から毎回子供におもちゃを送ってこられて困っている。
のなら、はっきり断る。
ただし、代替え案も追加します。
「お母さん、いつもありがとうございます。
ただ最近、子供がおもちゃは飽きちゃったみたいなんです。
その代わり最近〇〇町に△△という店ができて、一緒に食べに行きたいです〜〜」と。甘えてみる。
ここでも「モノ」→「コト」消費を勧める。
もう。いただきもので、気をもまなくていい。
全部あなたの判断、あなたの好きなようにしていい。
なんなら「金内がそう言っていた」と言っていただいても構いません。笑。