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2025.06.13備忘録【姑の作法】来る日のために

 

ウチの息子と一緒になってくれただけで感謝

 

あなたは

義母にこんなセリフを言われた事、あるだろうか。

ちなみに、私はない。

 

 

先日、道でバッタリ会った年配の知り合いと

とりとめのない世間話から

嫁と姑」の話で盛り上がった。

 

 

その知り合い、Aさんとしよう。

 

Aさんは現在66歳。

二人のお子さんは既に独立し、家庭を持っておられる。

夫には先立たれ、一人暮らしだ。

 

 

何が盛り上がったかって、

Aさんの“姑の在り方”に、私がひとしきり感動したのだ。

冒頭で「息子と結婚してくれただけでも」

と言ったのもAさんだ。

 

 

 

 

1   嫁ファースト

 

Aさんには2人の子ども、息子・娘がいて、

息子さんの家族には嫁と孫2人がいる。

 

夫を亡くし独り身になったAさんの自宅近くに

息子家族が引越してきたそうだ。

惣菜を息子宅へ持って行ったり、自宅に孫が来たり。

それは忙しくも賑やかになったそう。

 

Aさんが

息子家族に対して電話口や話す時に意識していることがある。

それは

必ず嫁の名前を先に呼ぶ」こと。

 

例えば

嫁、息子、孫、の順に声をかける。

そのあと、用件だったり、Aさんが言いたい事を伝える、そうだ。

 

これってぼんやりしていると聞き逃してしまいそうだが

アウェイ感がある嫁の立場からしたら、感動もの、だ。

 

 

 

 

2   こっそり小遣い

 

そんな嫁ファーストのAさん。

こんな事が、なぜ出来るのか?

 

「昔、私も姑にやってもらったのよ」

と。

 

さらには

嫁には小遣いをこっそりあげているわ」

と言った。

 

ええ?!

息子でも孫でもなく、嫁に?!

しかもこっそり。

 

私が片付けに伺う

小さいお子さんを持つクライアント宅でも

 

「義実家からおもちゃや洋服を色々もらうんだけど趣味が合わなくて。。」

悲痛な叫びに似た、悩み事をよく相談される。

 

対し、おばあちゃん(親)世代のクライアントもいる。

“一般的なおばあちゃん”の気持ちもわからなくはない。

 

目に入れても痛くない、可愛い孫が喜んでくれるために、

赤や黄色の原色たっぷりなキャラクターを送る。

孫は実際喜んでも

そこには嫁を度外視したものが多い。

 

「嫁の趣味がよくわからないから」

そこでも嫁ファーストのAさんの優しさを垣間見た。

 

 

 

 

3  ちょうどよい距離感

 

これまで生き方や文化の違う嫁の

全く違う価値観」に対してどう思います?

Aさんにちょっと意地悪な質問をした。

 

「そりゃ、価値観は違うのは当然あるわ。

けれど、どっちかと言えば実の娘の方が

近すぎてバチバチやりあってしまうよね」

 

確かに

嫁より娘に遠慮が無いのは、どの家庭もそうだ。

 

「これから老後お世話になるしね」

Aさんの強かさに、ガハハと笑いあいつつも

 

日々、ここまで接してくれたら

 

「お嫁さん、いい所に来ましたねぇ」

と口にせずにはいられない。

 

 

自分はまだ姑の立場にはなっておらず

これまで「嫁姑」というと

嫁目線でしか捉えられなかったが

 

いずれ来るであろう、“姑としての作法”を

目の当たりにし。

 

Aさんのようになれるだろうか。

 

半信半疑で、ここに叙述する。