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2024.10.20【取材こぼれ話】と本の楽しさについて語ろう

 

10/19掲載

日本経済新聞土曜版

NIKKEI プラス1

『生活上手』の取材で

 

日経のライターさんと話したこと。こぼれ話。

取材を受けた後に思いだした、

自分の本についてのあれこれなど。

 

併せて新聞も購読いただけたら幸いだ。

 

 

【1 本の収納に大切なことって?】

記事内にもあるが、『理想の本棚の選び方』や

『時系列で管理する』アドバイスをお伝えした。

時系列で本を管理する【動く本棚】とライターの李さんに名付けていただいた。さすが、いい言葉。

取材中、

本棚をスッキリ見せるには?という話題になった。

「よくカバーを裏返しにして本棚に入れる人がいますが、あれってどの本か分かりにいですよね」という話になった。ものすごく共感した。

なぜカバーを裏返しにするかというと、単純に『見栄え』をよくするため。

本棚が白一色で統一される。けれど背表紙が見えない。

さらに、

「背表紙自体を取ってしまう」というスッキリ案も出たが

これも、『タイトルが見にくい』という結果になり、ボツになった。

これもまた共感する。

外に持ち歩く時はカバーが邪魔で毎回外すが、家の本棚に収まる際にはカバーがあった方がタイトルが見やすい。

あまり効率ばかりを求めても殺伐とした雰囲気になるが

一方で美しさばかりを優先すると、こうなる。

何事も、バランスが大事である。

 

 

【2 本を手放すのは本人の手で】

実家あるあるだが、

忙しいことを理由に

実家の自分の本を片付けてもらう、ということもあるだろう。

本を片付けてもらったのはいいが、自分が大事にしている本まで捨てられてしまい、後悔した。

ということはないだろうか。

大事なものは自分の手元に置いておくべし。

実家はブラックボックスのような物置、ではないのだから。

ここでわかるのは

自分の本は自分で処分する。ということ。

 

 

ただ、捨てなくてもいいケースもある。

もし実家の家族が、あなたが読まない捨ててもいいと思っている本を読むならば、

本にとって、いい循環だと思う。

この場合は捨てない方がいい。

 

 

【3 本好きは紙がお好き?!】

これだけ世の中に電子書籍があって便利、合理的、嵩張らない、と言われても

やっぱり、【紙】が好き。

行きつけの美容室で、雑誌が電子書籍をタブレットで読めるシステムに随分前から変わった。

電子書籍ね〜ふむふむ。

読むのだが、どうしても「流れる」感じがある。

雑誌なのでライトに読むにはちょうどいいのかもしれないのだが、気になる。

また前のページ次のページと進むのもなんとなく追いつかない。

 

 

漫画好きの小学生の娘が

「紙が好き」「次のページが何が出てくるのか?とページをめくる瞬間がワクワクする」と言っていた。

若干12歳の子だけれども、妙に共感した。

紙をめくる、これがいい。

プレゼントの箱を開ける瞬間に似ている。

また最近はしないかもしれないが、個人的にはインクの匂いも好きである。

五感が楽しめる「本」の楽しさである。