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2026.06.02朝5時のキッチンから【甲斐性】を作る家事

 

 

「今度の部活の時、肉巻きおにぎり作って」

 

 

次男(21)は甘え上手だ。

そして食いしん坊、でもある。

 

 

 

 

1 弁当作り続けて12年

 

食事のリクエストや、料理の味について

 

潮干狩りの時期には「アサリが食べたい」

カレールーをセールのタイミングで買ったら「カレーどこの?いつもと違う」

初めてチャレンジする料理の反応に気を遣って「美味しいよ」など。

 

基本出されたものは何でも食べるが、意見を言ったりもする。

 

 

 

そして彼は小4からずっとスポーツをしているので、

大学4年の現在まで毎週土日は部活で、文字通り休みがない。

とは言え、

4年生になって平日の授業や内定をもらったことから、だいぶ時間の余裕はできている。

 

 

私も休みくらいは少しは寝坊したいところだが、

なんだかんだで、部活弁当を作り続けて12年。

朝5時にはキッチンに立ち、弁当を作っている。

 

 

朝からせわしなく動く。

しばらくすると寝ぼけ眼の図体のでかい次男が、キッチン横にある洗面所に向かう。

「おはよ」

「・・・ウス」

 

 

 

 

2 必要に迫られて作る

 

食に興味があるので彼自身もキッチンに立つこともある。

が、私の不在時に“致し方なく”立つ。

 

いい年なんだし、来春には寮生活で親元から巣立つ。

一人暮らしをしている友人の家に泊まっては「1人暮らし良いなぁ」と言っては

朝帰りならぬ昼帰りする。本当にノーテンキなやつ、だ。

 

 

自立のために、もっと料理を教えてもいいんじゃないか?と(長男の時もそうだったが)思ったが

本人がその気がないのだからしょうがない。

「料理できる男子はモテるぞ」

どっかで聞いたような言葉など鼻で笑われるだけ、だ。

 

 

子供のことは言える立場でもない。

自分だって結婚してから“必要に迫られて”料理をしたくらいなのだから。

実家暮らしの時、あれほど母から教わるチャンスはあったはずなのに

それを活かすことは、ほとんどなかった。

そんなものだ。

昔から料理が好きだったわけでもないし、今でも1日の献立に半日は頭を使っている。

 

 

 

 

 

3 貢献欲を満たす

 

「貢献欲」と言う言葉をご存知だろうか?

誰かの役に立ちたい、役に立つことで自分の欲が満たされる、というもの。

 

 

今でこそ、たいていの家庭料理と呼ばれるものは作ることができる。

 

結婚当初は、料理本を醤油のしみや濡れた手で触るものだからページがしわしわになるまで

使い込んだ。何度も何度も失敗も繰り返して学習した。

栗原はるみ氏、ケンタロウ氏のレシピ本は手放したが、

この方達のおかげでアレンジしながら自分の身についているはずだ。

悪戦苦闘しながらも一生懸命だった。

 

 

自分が1人暮らしだったら毎日納豆ご飯で済ませるだろう。

家族がいるから、頑張れる。

 

 

「まぁったく、しょうがないなぁ」と言いつつ

次男のリクエストに応える、まんざらでもない、私なのだ。