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2026.05.05before after【片付け】8年の軌跡

 

 

「裸を見られるより恥ずかしい」

 

 

クライアントのAさん。

かれこれお付き合いは8年目に入る。

 

 

以前Aさんのお子さんが友人を自宅に“許可なく”連れてきたことで

家の中を他人(たとえ子供であっても)に見られ、お子さんに注意したそう。

 

「家に友達を絶対に連れてこないで!」

 

 

Aさんにとって、自宅は「ご自身の裸を見られるよりも恥ずかしい」ことだから。

 

 

 

 

1 あれから8年

 

このGWの二日間に、Aさん宅の片付け訪問した。

リビングと子供部屋、それぞれ5時間で片付ける。

 

 

 

子供部屋を片付けている際、

山積みになった書類の山から『令和』をになった日の新聞が発見された。

菅元総理大臣が『令和』と書かれた大きな額を持っている一面だ。

 

 

「ああ、懐かしい。8年前ですか」しみじみしていたら

 

Aさんが

「金内さんと初めて会ったのもこの頃でしたよ」

 

8年。いろいろ思い出す。

 

 

8年前に初めて訪問した時には

Aさんに抱っこされた下のお子さんが、

今では立派にランドセルを背負い、1人でお出かけもできる。

 

 

これまで何度も伺った中で

万年床だった2階を子供部屋にして、衣類で溢れた3階を寝室に変えた。

使わなくなったロフトベッドは、子供たちの秘密基地さながらのおもちゃ置き場にした。

お子さんたちを巻き込み、ベランダにあった苔だらけの水槽を掃除して、ダイニングに持ってきた。

 

 

 

2 捨てられないご主人

 

Aさん家族とのふれあいの中で特に

片付けに対してあまり好意的でなかった、ご主人の存在がある。

「ものが捨てられない」というご主人と

以前、サシで1時間、膝を突き合わせて

「ああでもない」「こうでもない」と向き合ったこともある。

 

 

普段は手を動かしながら努めて明るく片付けに勤しむ私だが、

この時ばかりは、

手を動かさず、正座に近い姿で、じっと話を聞き会話に集中した。

 

 

それから納得した様子のご主人と一緒に、3階に行き部屋の中にあった過去を“清算”した。

ご主人にとって、とても苦しい時間だったはずだ。

 

 

金内のことは嫌いになっても、片付けのことは嫌いにならないで。

あれ?どっかで聞いた言葉。

 

 

先日の片付けでは、

奥様私が2階を片付けている間に

「長男のためにスペースを空ける」と

3階にあるご自身の衣類を1人で片付け

せっせとゴミ袋に入れて階下に運んでいた。拍手!

 

 

家も変われば、人も変われる、のだ。

 

 

 

 

3 片付けは宝探し?!

 

「いつも片付けをすると現金が出てくる」

 

Aさんのジンクスはいかに?

 

 

5時間(うち1時間昼休み)の片付け。

片付けも終盤に入ると、流石に疲れてきて集中力が途切れてくる。

 

 

大量のものにパワーを奪われ

「ものにパワーを奪われそう」Aさんの精気がみるみるうちになくなってくる。

返事の声も小さくなる。

 

 

エネルギー代わりのアイスをいただき、いざ再スタート。

 

 

そんな中、

書類の山から、ご長男宛の“ラブレター”を発見。

 

 

そこでAさん、思いもよらぬ行動に。

なんとそのラブレターを皆のいる前で“音読”したのだ。あちゃー。。

 

もちろんそこには、ご長男もいる。

 

 

ラブレターを見つけたことで、急に元気になったAさん。

「よし、赤飯炊こう!」

これがよかったのか。はたまた裏目に出るか。

 

対し、ご長男はずっと俯きながらデスクに向かっている。

 

 

Aさんがグイグイとご長男に話しかける。

「ねえ、なんで何も言わないの〜?」

 

 

ご長男はボソっと

「母ちゃんがこんなにたくさん話すから何にも言えない」

 

 

そりゃあ、そうだ。と笑った。

 

 

 

 

現金は出てこなかったけれど、Aさんご家族の大切な一時を共有した。

 

 

 

片付けは単なる作業とは違う。

子供の友達は入れられないご自宅に、片付けのプロが訪問する。

 

ご家族の暮らしを見守り手伝うのだ。