
「これ、外していいですか?」
片づけの現場では、
クライアントに収納グッズを外す提案をすることが、よくある。
なぜなら
収納グッズがあるがために、
入れたい物を入れられなくなる不便ができる、から。
収納ケース/ボックスは、ゴチャ付きを解消するためにある程度は必要だが
時に空間と物の自由を奪うもの、でもある。
そんな我が家の冷蔵庫の野菜室にも、以前は収納ケースを入れていた。
ゴチャ付きを解消するため、と思っていたが
これがなにしろ邪魔でしょうがない。
ええい、こんな物、外してやる。
一思いに収納ケースを外して
野菜を収納したらこれまた、野菜のイキイキとしたことったら。
そんな野菜室の収納方法をお伝えする。
冷蔵庫全般に言えることだが、
「期限切れをできるだけ無くし、食材をおいしいうちに早めに食べ切る」
これが一番の目的だ。違うだろうか?
そのため、
・早めに食べるもの
・比較的緩やかに食べるもの
大まかにこの二つに分ける。
深い引き出しの中に
右側から足の遅い(劣化が遅い)ものから、入れていく。
・じゃがいも/人参/玉ねぎ(我が家では野菜室に入れる)

・キャベツ/きのこ(春キャベツは2玉)

・小松菜/水菜を埋もれないよう立てて入れる

・レタス/見切り品の白菜/もやし/ピーマン(足がはやいもの)

・長ネギは手前に置いて存在感を出す

・上段トレー引き出しには、埋もれそうなミニトマトやカットした半端野菜


右に足のおそい根菜、左に行くにしたがって足のはやいものを。
これは右でも左でもいい。
また、奥に大きいもの、手前に小さなものを配置して
迷子を防ぐ。
キャベツ2玉を入れるために、仕切りケースなんかあったら入らない。
春の野菜・食べたいものを思う存分食べるのだ。
日曜日に購入した、16点の野菜。

これを1週間で使い切る。
週末の土曜にはピーマンと玉ねぎだけ、なんてこともよくある。
1週間、または次の買い物までに野菜室を(ほぼ)空っぽにする。
こうすればスーパーで「あれ?レタスって家にあったっけ?」とぼんやりと立ち止まることなく
カゴにパリッとした陳列された美味しそうなレタスを気兼ねなく入れられる。
野菜室はすぐに汚れる。
だから、空っぽになったタイミングで布巾で庫内を掃除する。

いつでもクリーンで、いつでもおいしい。
昨今の物価高で肉も魚も値上げしている。
思わずため息がでそうだが、野菜の力を借りよう。
カサ増し料理にうってつけの野菜。肉や魚と一緒に調理する。
単品でも使えるので、あと一品の副菜に困ったら野菜室を開けて“クラシル”と相談する。
オールラウンダーの野菜を使わない手はない。
物価高に負けない、野菜室。
腐らせる、干からびる、迷子になる、はこの日を持って終わりにしよう。