現在50歳、
1973年、団塊の世代ジュニアと言われた、私たち。
青春時代はバブルの時、テレビではトレンディドラマが流行って、
赤名リカに憧れて、前髪は短めストレート、紺ブレ、ラルフローレン、を持つことがステイタス。
時、同じくして
テレビ番組、フジ系列
とんねるずが司会を務める『ねるとん紅鯨団』が大ブーム。
素人同士のお見合いバラエティー。
フリータイムや告白タイム、
大どんでん返しなど、面白かった。
その名残か、個人的には「あいのり」はすっ飛ばして、
今でも、婚活企画の番組があれば、番組予約してでも観る。
私は結婚しているが、他人の婚活、って面白い。
特に熟年婚活は年が近いせいか親近感が湧く。
こと、出演者の日常の背景や、性格、人間性、
スペックだけでなく見所はそこ、であろう。
いろいろ観ていつも思うことがある。
例えば、婚活バスツアーに参加した人が口々にいう言葉。
「孤独死になりたくなくて、婚活しようと思って」
おいおい、何を言っているんだ。
孤独死?誰しも死ぬのはひとり、孤独、だろ。と。
家族に見守られて死ぬのは「孤独」死じゃないのか?本当か?
そもそも、パートナーに見守られて死ぬと想定しているようだが、
先にパートナーが死ぬ場合、だってあるだろう。
それにしても、
これを言うパートナーを探す人たちは、
本当にこのワードを、いとも簡単に量産的に言う。
それに、婚活という場所に来て、何を言っているんだ、と。
目的はなんだ、と。
シンプルに
「恋人が欲しくて」と、シンプルに言えば良い。
それでも、恥ずかしかったら、
「この年で言うのもなんですが。。」と前置きでもすれば良い。
なんだか「孤独死したくないから」と言い訳を聞かされているようで、
いつもモヤモヤする。
さて、他にも、この手の婚活の番組を観て思うことは
短い撮影編集時間の中でも、人柄が出る、というところだろう。
これはダメだろ。という人。
・自分の話ばかり。
・相手に興味がない。
・ふらふらと他の人にあちこちにうつり気味。
これはモテるだろ!という人。
・自分の話より相手の話
・聞き/共感上手
・一途。ほかの人と迷っていても態度が誠実
男も女も関係ない。
本気で婚活に臨んでいる人は、画面越しとて伝わる。
そして、そう言う真っ直ぐな人は応援したくなる。
これで「これはうまくいく」「だめじゃん」など
じぶん予想を口にしながら観るのが楽しい。
結婚相談所で出会うような「もっと本気」な婚活もあるが
バスツアーなどの婚活は、また俗っぽくて興味深い。
言い訳はするな。
シンプルに
「恋人が欲しい」と願うものだけが、
婚活に『勝つ』気がしてならない。