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2024.09.01気づいていましたか?【バズる=カブる】ってことを。

 

「それってちょっと高いですよね」

 

以前、私が愛用している掃除道具の値段について

問い合わせがあり、値段を教えた際、質問した方からこのように返ってきました。

 

心の中では「そうかなあ」と思いつつ、

その人には「そうかもしれないですね」と心にもないことを言い、

本心では

「決して高くない。もう5年近く使ってこの値段よ。

見た目もスマートで気に入っているし、何しろ使いやすい。

他のものでは代用効かないから!こだわりだから!」と呟きました。

 

人ぞれぞれの価値観、があることを重々承知で話します。

 

高い、安い、個人の価値観を安易に人に言ってみたところで、あまり話が膨らまない(むしろしぼむ)。

そこで大抵は話が終わってしまうのです。

仮に、もし高いと感じても「(きっと)いいものなんだよね」のフォローを。

 

コストパフォーマンスを追求したいなら、

少し高いと言われているものがいい。

長く使えるし、大事に使うし、なにしろ劣化が遅い。

特に道具はそうだと思う。

 

安物買いの銭失い。

安物を買い直す。こちらの方がよほど「高く」つくのではないでしょうか?

 

 

最近SNSで流行っている

バズる、と言われている、プチプラの服。

SNSなどで見かけ

「おおっ!」と思ってお店に出向き、思わず買ってしまうことがありますが

これが失敗のモト。

バズるくらいだから「みんなが着ている」ってことなんですよ。

街中を歩いていても、電車に乗っていても、ゴミ出しの時でも。

同じ服に着ている人に出会う。

その時こちらが着ていなくても、

「ああっ、同じ服だ」と軽く落胆。

で、さらに恥ずかしい、というか申し訳ないのが

「50のおばちゃんが着ている」ってこと。

20代の若い子に無理して合わせようとしている?そう見られてもしょうがない。

即席イタイおばちゃんの出来上がり。

 

自分的には、またSNSでは「40代50代でもOK!」と言われていて

実際に見た目も「悪くない」自分なりにOKを出していても

同じ服を他人が着ている、しかも想像するにかなりの多数、という事実がわかった時点で

萎えたような気持ちになり、その服の出番が徐々に少なくなる。

または着ているのを見た時から袖を通すチャンスを失い、

と同時にその洋服にかけたお金も失う。

 

「そんなの気にしないで着ちゃえばいい」

「いっときの洋服だから楽しんでしまえ」

という声もあるかと思いますが

今の私には、そう思う気力も気迫もない。

だって他にも洋服はあるのだから。

 

あなたのお宅には「バズった服」が袖を通されないままハンガーにかかっていませんか?

 

コストパフォーマンス(コスパ)安くていいものを。

買い物をする時に、それが一つの指標であるけれど、

皆が持っているから良い価値がある

は違う。

 

高い安い関係なく

「自分自身の納得感を持ちながら買い物をしたい」と思う。

 

先ほどの掃除道具の話でもあったように、モノは長く使って、愛したい。

 

そうは言いつつ

今だに一瞬の気の迷いと反省と落胆を繰り返しながら、

納得する、それでも安くていいものを探す旅に出かけている、私であります。

とにかく「量産された自分」は嫌。

 

自分の「納得感」を大事にしよう。

繰り返すことで

自分の軸が決まってきます。

 

自戒を込めて。