お客様、片付けが苦手な方から
「どんな収納グッズを買っていいのかわからない」から
「片付けの一歩が踏み出せない」というご相談を受けることがあります。
サイズも多種多様、デザインや色、どんな場所にどんなものを入れていいのか?
収納グッズや引き出しなどの簞笥、収納全般を選ぶこと自体があなたのハードルとなって、片付けのやる気を削いでしまう、ということ、ないでしょうか。
結論から申し上げます。
「最初に収納グッズは買ってはダメ」です。
なぜかというと
片付け、整理収納、をすると
必ず「いらないもの」「不要なもの」いわゆる「ゴミ」が出ます。
ゴミ袋にゴミ/不要なもの、を入れるわけですが、
それだけではありません。
不要なものを入れていたボックス自体、も余ってくるわけ、です。
実際にどのお宅でも文字通り、必ずや山のようにボックスが余ります。
嘘みたいだけれど、本当です。
そのボックス、どうする?
ゴミとして捨てるのも一案でしょう。
ちょっと前に執筆した、捨てられない記事の回でもお伝えしましたが
「何かまとめる際の収納に使える」と一旦捨てずに置いておくことがあります。
では収納グッズを買わない、とするならば
手始めに何をするのか?
「部屋にあるもの、全て分類せよ!」です。
今あるものを全て手に取り、一つづつ「いる」「いらない」を確認していく
、、ではなく、
カテゴリー別に分類。です。
本、書類、衣類、タオル、文房具、衛生用品(コスメも含む)、掃除用品、キッチン用品、オーディオ関係、
ざっとこんな感じでしょうか。
できそうですか?
例えば、
電池→オーディオ関係
箱に入った頂き物の鍋→キッチン用品
爪切り→衛生用品
という具合に。
この分類ができれば、7割がた片付けは終わったと言ってもいいでしょう。
あとはそこから「いる」「いらない」を考えていけばいいわけです。
いるいらないは個人の判断なのでお任せしますが
この最初のカテゴリー別分類すること。
実はとても重要です。
よくセミナー登壇の際にお伝えすることですが
スーパーに行けば「どこに何があるのか?」分かりますよね。
それはたとえ地方の初めて行くスーパーだって同じこと。
理由は簡単です。
カテゴリー別に分類されているから
誰でも分かりやすく買い物できる。
外回りに歩くと
例えば
野菜→大豆製品→漬物→練り物→魚→肉→飲料→乳製品→惣菜→パンなど。
内側の棚では
例えば
掃除用品、キッチン用品、衛生用品、乾物、粉、缶詰、調味料、麺類、お茶、
などが陳列されています。
動線もわれわれ消費者が買い物しやすいように計算され尽くして、
さらに天井や棚に商品ラベルが貼っていて、誰が見ても迷わないようになっている。
毎日のようにスーパーに行っては、感動(!)しているのです。
分けるは、わかる。
本人家族が「分かりやすい」これが一番大事。
収納グッズは
カテゴリー別にまとめるために必要、ということがお分かりになったでしょうか?
そう、最後の最後の出番なのです。
だから、収納グッズは買わなくていい。
大事なことは、そこ、じゃないから。